$★試写会中毒★-10.12.21ソーシャル・ネットワーク
満 足 度:★★★★★★★★★☆
   (★×10=満点)
   ヤクルトホール にて鑑賞
   2011/01/15公開



監  督:デヴィッド・フィンチャー
キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ
      アンドリュー・ガーフィールド
      ジャスティン・ティンバーレイク
      アーミー・ハマー 、他


■内容■

 2003年、ハーバード大学に通う19歳の学生
マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、
親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と
ともに、ある計画を立てる。
それは、大学内で友達を増やすため、
大学内の出来事を自由に語りあえるサイトを作ろうというもの。
二人で始めたこの小さな計画は、瞬く間に大学生たちの間に広がり、
ナップスター創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、
ついには社会現象を巻き起こすほどの
巨大サイトへと一気に成長を遂げる。

 一躍時代の寵児となった彼らは、
若くして億万長者へと成り上がっていくのだが、
その裏ではカネ、女、そして裏切りの渦に巻き込まれ、
最初の理想とは大きくかけ離れた場所にいる自分たちに愕然とする。
                (ソーシャル・ネットワーク - goo 映画より)


■感想■
 
 Time誌が発表した恒例の「時の人」、
今年はマーク・ザッカーバーグ氏でしたね!
本人のインタビューを読んだら
フェイスブックを立ち上げたのは
映画の中の理由とは違う、とのこと。
ま、映画なので事実と同じでなくとも
エンターテイメント性があったほうが
観る方としては楽しくてイイかも、と思いました。

 あらすじでもわかりますが、
主人公のものの考え方、やりとりの一つ一つが
時代の象徴だと思いました。
他人とのコミュニケーションが手軽に出来るSNS。
今、参加するのが当たり前のような時代ですが
私はフェイスブックも
他のSNSにも参加していないんです。
その理由は色々ありますが
ともかく遠くから眺めているだけの私からすると
そういう土台を作ったマーク、そしてこの物語は
Time誌じゃないけど
まさに“今の時代”に尽きるんです。

 そのマークに
ジェシー・アイゼンバーグはハマリ役!
大胆不敵なところが、ちょっと不気味でもあります。
冒頭からマシンガントークの嵐で、
そのテンポについていくのに、かなり体力を使いました。
日本語字幕にするのも、
相当大変だったのではと思います!

ソーシャル・ネットワーク
ソーシャル・ネットワーク posted by (C)michi

 フェイスブックを作った当初から
マークとエドゥアルドにはサイトに対する想いに
温度差があったと思いました。
フェイスブックと自分自身の未知の可能性を
探り続けるようなマークに対し、
エドゥアルドは利益を求めていました。
でも、エドゥアルドは資金を出しているのだから
利益を求めるのは当然だと思うんです。
それに気がつかないのがマークなんですよね~。

 論理的知識はピカイチなのに
目の前の相手との関係を上手に構築することができない。
相手が怒るような事を言ったり、
相手が傷ついてるのに気付かない、KY要素が満々で
そこに悪気はないし、指摘されてもピンとこない鈍さは、
彼の幼稚な部分なのだと思いました。
それは、彼が最初に立ち上げた
女の子を1対1で競わせるという
デリカシーのないサイトからもわかります。
この鈍さゆえ、自分の周りに集まってくる人たちに
裏があるとは考えないのかもしれません。
ソーシャル・ネットワーク
ソーシャル・ネットワーク posted by (C)michi

ショーンなんて、いかにも如何わしい ↑↑ じゃないですか!
普通に気付けっ 笑。

 マークは自分が訴えられて初めて、
自分は人の心を理解していなかったのだと
気付いた気がします。
だから哀しい方法だけど、唯一の方法で、
親友との問題を解決しようとしたのではと。
世の中、銭。。。 というよりは
マークには銭しか残らなんだ、という結末が
ホント哀しいです。
ソーシャル・ネットワーク
ソーシャル・ネットワーク posted by (C)michi

    ぽつねん。。。

 そうそう、思い出した。
エンディング曲、歌詞(タイトル)、
まさに若くして億万長者となった
マークのテーマソングのようでした。


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