08.07.22インクレディブル・ハルク
満 足 度:★★★★★★★★
   (★×10=満点)
 
監  督:ルイ・レテリエ
キャスト:エドワード・ノートン
      リヴ・タイラー
      ティム・ロス
      ティム・ブレイク・ネルソン
      タイ・バーレル
      ウィリアム・ハート、他






■内容■

 科学者のブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、
恋人ベティ(リヴ・タイラー)の父、
ロス将軍(ウィリアム・ハート)の命令を受けて
人体への放射線抵抗を研究していた。

 ところがその研究実験中に事故が発生、
多量のガンマ線を浴びたブルースは、
怒りを感じて心拍数が200を越えると
約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する
特殊体質となってしまう。
                         (allcinema ONLINE より)


■感想■

 今日は、日本語吹き替えでバナー博士を演じた
水嶋ヒロが舞台挨拶に来ました。
そして映画の応援として
青森山田学園、青森大学の皆さんが
ハルクねぶたを披露しました。

08.07.22ハルクねぶた
  秋田ねぶた祭りと、
 映画の公開時期が重なったので
 コラボしたのでしょうか。
 会場では写真撮影が禁止だったので
 映像を探したところ。。。


アメーバニュースにイメージイラストが載っていました。
こんな感じです。


 私は今回、ハルクを初めて観ました。


    ハルク = 緑



 有名すぎる話なので
どこからともなく耳に入ってきて大まかなあらすじは知っていたけど、
改めてきちんと観たのは初めてです。
冒頭でハルク誕生の経緯が説明されるので
わかりにくい部分はなく、楽しんできました。
今まで何作もハルクは映画になっていますが、
その続編というわけではなかったんですね。

 アメコミのヒーローもののお約束で
ハルクも人間離れしていますが、
バッドマンやスパイダーマンなど、他のヒーローとの違いは
巨大化しちゃうところです。
といっても、3m弱。  
私はもっと巨大になるのかと想像していたんですが、
ビックサイズの伸縮ジャージで間に合う程度です 笑。
人間からしたら十分大きいけどね。。。

 それと、国民のヒーローというよりは、
逃亡者状態です。
ここも他のヒーローと違ってました。
ハルクが何者なのか、存在自体を知っている人はごく一部。
だから協力者も極少なの。
国民からの人気なんてありません!!
ここに、ハルクことブルース・バナーの孤独苦悩が結びついて
物語を深く見せていると思います。

 でも、孤独・苦悩といっても
人間ドラマとアクションが交互にくるので
重くなることなく観ることができました。
潜伏先、ブラジル・ホッシーニャで
将軍の追跡から逃げるシーンでは
山を覆うように建っている家々の屋上を飛び越え、
細いクネクネ路地を駆け抜け、
心拍数を気にしながら逃げるブルースにドキドキです。

 そして、ハルクと化してからは、
意識をコントロールできないと言いつつ、
どことなく表情が優しく哀しそう。
岩のようですが、ちゃんと表情があります 驚。
それに、攻撃しない人には暴れません。
この辺りは、キングコングを思い出しますね。。。
武器は「力」だけなので、
可哀相なことするなぁぁぁーーーと
あの手この手で追い詰める軍隊に訴えたくなってします 笑。

 唯一の理解者・ベティは、
将軍様の娘とは思えないほど善人
このベティとのやり取りでは、ちょっぴりユーモアもあります。
ベディといると、ブルースも少しはリラックスできるんだろうね。
ホント、野望・欲望まみれの父に似なくて良かったよ。
私はベディ役リヴ・タイラーの映画を観たのはアルマゲドン以来なんだけど、
相変わらず綺麗~。 適役だったと思います。

 ハルクを羨むライバルの出現で、
その後の展開は何となく予想できたんだけど、
私は生身の状態でヘリからダイブしたブルースにかなり驚き。
降下するときに心拍数が上がるハズ。。。と思ったのかなぁ。

 そして、かなりウケてしまったのが
ハルクスマッシュDASH!

え” スマッシュ。。。。って言った??
あんたぁ、いつの間にそんなを考えてたんだい得意げ
結構ハルクが気に入ってたのかよーーー。

 解決しそうでしないのがアメコミヒーロー。
明らかに続編を示唆するシーンがあったので、
もう一度、ハルクスマッシュを観る機会が
あるかもしれないなぁ。