vhttp://tb.plaza.rakuten.co.jp/taropro/diary/200711090000/bb170/06.11.09椿山課長の七日間



満 足 度:★★★★★ 
      (★×10=満点) 

監  督:河野圭太
キャスト:西田敏行
      伊東美咲
      成宮寛貴
      和久井映見
      市毛良枝
      小金治 、他




■ストーリー■

 デパートに勤める椿山課長(西田敏行)は、
仕事中に脳溢血を起こし突然死してしまう。

 気付いた時には既にあの世、
天国と地獄の中間地点にある「中陰役所」に居た。
そこには大勢の人がいて、皆、自分が死んだという自覚がないようだ。
そんな人々に、中陰役所の案内人・マヤ(和久井映見)は、
死後の説明をはじめた。
それによると、審査に通った者は、自分の初七日までの間、
現世に戻る事が出来るらしいのだ。
家族や仕事のこと、現世に未練を残す椿山課長は勿論のこと、
大勢の死者が現世に戻る事を希望した。

 審査の結果、椿山課長、
ヤクザの親分だった武田(錦引勝彦)、小学生の雄一(伊藤大翔)、
この3人が現世に戻る事を許される。
しかし、自分達の正体をバラしてはいけないというルールがあった。
そのため、雄一は蓮子(志田未来)と名乗り、美少女小学生に、
武田はイケメン美容師の竹内弘実(成宮寛貴)に、
そして椿山課長は、絶世の美女・和山椿(伊東美咲)へと姿を変え、
現世に甦るのであった・・・・。

■感想■

 なんとなーく観なくてもイイかなぁと思っていた映画だったんだけど、
予告編を観たら面白そうじゃん!と心変わり。
遅ればせながら、必死こいて試写に応募して観に行きました。
浅田次郎原作と聞いて、過去の経験から、
原作を読んでから観た方がいいのかなぁと思いつつ、時間がなくて断念。
いつも通り、前情報・下調べ無しという突撃鑑賞でした。

 マヤ役の和久井映見、
「椿山さ~ん、あなたの事は、
 前世と似ても似つかない姿にしてみました~♪」

って、すっとぼけた演技、ウケたビックリマーク

 雄一も、原田も、大切な人に想いを伝えに行くんだけど、
雄一は蓮子の姿になってるのにもかかわらず、
それが雄一だってわかったお母さんの愛には、ジーンときたね。

 でね、主役の椿山課長。
現世行きの審査に通った理由は、
「重大な秘密」を知らずに死んでしまったからなの。
それを知って来~~い!! というあの世のはからいなんだけど、
秘密は、一つじゃないのよ。
どれもこれも驚きの秘密ショック!なんだけど、
最後は、イイ人ほど騙されやすいってことなのかしらはてなマーク
と思うような秘密でした。
私が椿山課長の立場だったら、
あんな秘密を知った後に成仏なんてできないかも。

 まぁ、ファンタジーだから何でもアリなんだろうけど、、、、
俳優陣のキャラや、演出で笑えるところもあって面白いけど、、、、
私、やっぱり浅田次郎作品の感動の部分はわからなかった。
原作を読めば、どうにかなっかのかなぁ。。。ハートブレイク


ネタバレ ↓↓↓











「笑いと涙の感動作・・・、
  やさしい幸福感で満たされる・・・、
    ひとめあなたに、愛に生きたい・・・。」


ってパンフに書いてあったんだけど、
椿山課長、面白いけど、イイ人過ぎてよくわかんない。。。。

 大切な家族を想って現世に戻ってきたのに、
はそれ程椿山課長を想ってなかったの。
まずね、椿山課長のお父さんに、息子の死を知らせなかったのよ。
ボケてるから、何言ってもわからないでしょ、って思ってるんだと思うの。
冷たいよね。
お義父さんの気遣いは勿論のこと、
椿山課長の優しさすら見えてないは、
元彼(椿山課長の後輩)への当てつけから付き合い始めた椿山課長と結婚。
元彼の子供を夫の子として産み、
元彼とは結婚後に不倫へ突入。
そして、初七日も過ぎてないのに、
椿山課長がようやく手に入れたマイホーム家元彼を招いてて、
元彼は、その家で風呂まで入ってたメラメラ
恐ろしい妻ドクロ
なのでした。。。。
椿山課長は、この妻の一体どこが好きだったんだろう。。。。ガーン
もしかして、ここらへん一帯、笑うトコだったのかなシラーはてなマークはてなマーク