昨日、有田川町の金屋文化保健センターで美星スペースガードセンター観測員の西山広太氏による天文講演会「天体衝突と人類の未来 ~ 美星スペースガードセンターの役割 ~」がありました。
西山先生はとっても気さくな方でお話が面白かったです。
そもそも、スペースガードセンターとは岡山県にある美星(びせい)天文台の近くにある施設で宇宙から地球に何か落ちてこないか見張りをしている天文台です。
見張っている対象物はスペースデブリと地球に近づいて来る小惑星です。
スペースデブリとは壊れたり爆発してしまった人工衛星や打ち上げの時に使ったブースターや宇宙飛行士が船外作業中に落とした工具から手袋まで色々あるそうです。
元々秒速数kmという凄い速さで飛んでいるものだからゴミと言えでも当たるこちらもダメージを受けます。
スペースガードは世界中にありみんなが協力してそれらのゴミの軌道を監視しています。
国際宇宙ステーション(ISS)に対して衝突しそうなスペースデブリを発見してISSの軌道を変更してもらった事もあるそうです。
地球近傍小惑星は火星と木星の間に無数に点在する小惑星の中で軌道が地球の近くに達しているもので約1万3千個が確認されているそうです。
6500年前に地球に落下した直径10kmの隕石は恐竜を死滅させました。
仮に有田川町に落ちると↑こんな感じ!
勿論、そのダメージは日本中に及びます。
実際、今の人類の技術では巨大小惑星が地球に向かって来たらそれを回避する手段は無いようです。
だからと言って観測しないのはもっと危険です。
人類が永遠に繁栄する為にくだらない争いを止めてこんなのが地球に近づいて来た時の対処方法を考えるべきでしょう!