かつての1秒の長さの定義は、天文学的な定義に基づいていました。
1956年以前、地球の自転を基にして1秒は平均太陽日の86400分の1とされていました。
86400は24×60×60から来ています。
皆さんが乗っている地球は、凄く重たいから安定して回っていると誰しもが思っていたのですが高精度の測定ができるようになって分かったことは、地球は案外フラフラと不安定に回っているという事でした。
地球の自転速度は表面の海水の潮汐摩擦などが不安定の原因のようです。
原子時計を基準に不安定な地球の回転を補正する為に時々うるう秒を設けています。
今回2015年7月1日はいつもより1秒長い日になります。
この日、日本標準時(JST)を決定・維持している情報通信研究機構(NICT)が「うるう秒」を実施するので午前9時になる直前に“8時59分60秒”というのが存在して9時0分0秒になるのがいつもより1秒遅れま
す。
うるう秒の実施は1月に発表済みで、2012年7月以来で3年ぶり。国際協定により初めて実施された1972年7月1日から数えて26回目に当たるそうです。
地球の自転速度を長期に渡り測定してずれを補正する為にうるう秒を設けているので次回のうるう予定は未定です。
地球基準で
「ずれたら直す!」
ですから・・・
なぜ9時前にするのか?
って疑問に思ったのは私だけでしょうか?
答は簡単で、うるう秒は世界標準時の0時に世界一斉に行なわれるからで、日本は世界標準時の+9時間だからです。