ウィーンの銘器ローゼンベルガー製フォルテピアノ(1820年製)によるシューベルトグランデュオというコンサートが昨夜、和歌の浦アートキューブでありました。
このアンティークピアノは和歌山大学教育学部の山名敏之教授の私物で妻の朋子さんと連弾で演奏されました。
『人生の嵐 D947』 (1828年)
『ロンド D951』 (1828年)
休憩
4手のためのピアノソナタ ハ長調
『グラン・デュオ D812』 (1824年)
シューベルトは当時こんなフォルテピアノで作曲していた訳で彼が演奏したのも同時代の楽器だから
「原音に忠実な演奏」
はきっとこんな音がしたんだろうなぁ・・・
お客さんはどこかで見た事のある音楽関係者ばかり(笑)
今まで松本が参加したコンサートの中で最もマニアックな演奏会でした。
写真では写っていませんがこのフォルテピアノにはペダルが6ケあります。
アンコールで演奏された
『軍隊行進曲 第1番』?
の曲中でシンバル?やドラム?に近い音?を出していたのには驚かされました。
画像の中央のベル?がペダルと連動して鳴るからくり・・・200年前のピアノ職人の技術力に感服しました。
コンサート終了後に山名先生に
「今度、みさとホールで演奏して下さい!」
とお願いしておきました。
みさとホールでこのアンティークなフォルテピアノが鳴り響くのが楽しみです。