和歌山県立博物館で平成23(2011)年10月22日(土)~12月4日(日)まで開催されていた特別展 中世の村をあるく ―紀美野町の歴史と文化― の最終日に行ってきました。
平安時代から室町時代の紀美野町には、東に神野・真国荘(こうの・まくにのしょう)、西に野上荘(のかみのしょう)という2つの大きな荘園があったそうです。神野・真国荘については、神護寺と高野山とに平安時代・鎌倉時代の村の様子を描いた2枚の絵図が残ることで、非常に希有な地域です。また、野上荘は京都の石清水八幡宮と深いかかわりがある荘園で、神野・真国荘を描いた絵図のなかにも描かれています。
この特別展では、2枚の絵図を手がかりにして、荘園の領主である神護寺・高野山・石清水八幡宮と、現地である神野・真国・野上地区を中心とした紀美野町の文化財を紹介し、中世(おもに平安時代~室町時代)の農村の世界へと誘いっています。棚田をはじめとした豊かな自然の源流と、村や寺社に残るさまざまな生活・信仰にまつわる遺品を展観し、現在まで育まれてきた紀美野町の歴史と文化を紹介されています。
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/chusei-mura/frameset.htm
紀美野町って歴史のある町なんだなぁ~と改めて考え直す展示でした。
でも、過去は過去!
今からの紀美野町の事を考えなければ!
過去の歴史に恥じないような未来を作るのはそこに住む私たち紀美野町民の勤めでしょう!