それは鎌倉にあり。


12月中旬~3月中旬の月~金曜休み

妙法寺 」。


去年、初めて横浜から鎌倉まで自転車で来たときに

偶然にもその期間の平日に来てしまい、(詳細はこちら

寒い中で、涙をのんだ寺に1年近く思いをはせ…、やっと辿り着いた。


「撮影目的の入山を禁ず」の立て札。


…。

怒られるかしら?


いや、ダメならいいんですが。

それはそれでも。

美術館などもそうですから。


別名苔寺の異名を持つ、この寺、

どんな美しい風景が見えるのかしら。と心が躍る。

妙法寺1

拝観料を払うと「15分程で海が見えますよ」と入り口で教えて頂き、

長い階段を、自転車で疲れた体に鞭打って昇ることにした。

妙法寺3

途中途中にある御堂や鐘、お庭も

随分と大きな蜘蛛の巣がそこここにはっており、

京都の滝口寺 を思い出す荒れ寺の様相。

(滝口寺は平家物語の秘話 があるいい寺なんだが…)


途中で出会った若いカップルは

「もうこの辺でいいよね?」と途中で踵を返していた。


もうこれで頂上?

次かしら?

と歩くこと15分…。

妙法寺

大塔宮御墓の前から鎌倉の町を見渡すことが出来た。


私がその一番高い場所に辿り着いた時、

歴史に強い老夫婦が、この寺について、息一つ乱れずに

「後醍醐天皇の年齢から考えると、息子っていっても小さかったから、

思い入れがあって、この場所に御墓を建てたんじゃないだろうな。」

などと景色を楽しんでいらっしゃる処だった。


後から来た50代の夫婦も「結構、きついですなぁ」と

苦笑いしながら私に笑いかける。


歴史に疎いミラーカ。

一人でここまで来て何を思うといえば

「…昭和初期の人は体力があるな。」であった。

妙法寺4
…荒れ寺の光景、それはそれとして素朴で愉しいものよ。


<鎌倉・妙法寺への行き方・アクセス>
交通:JR横須賀線 鎌倉駅 徒歩15分
駐車場:無
住所:神奈川県鎌倉市大町4-7-4
拝観:9:30~16:30 
   お盆・正月の土、日、
   12月中旬~3月中旬の月~金曜休み
電話:0467-22-5813



オトクなグルメ情報ならホットペッパー!


東京  横浜 川崎  鎌倉

京都 大阪 神戸

名古屋 静岡

小田原 箱根 湯河原 栃木

山梨 岩手 青森


  


目次へ戻る