- 空ノ鐘の響く惑星で (電撃文庫)/メディアワークス
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「空ノ鐘の響く惑星で」
渡瀬草一郎、著。 2003年
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内容(「BOOK」データベースより)
毎年、ある季節になると、空から鐘に似た音が降ってくる世界。『御柱』と呼ばれる宙に浮く巨大な柱がある世界。そんな世界に生じたひとつの噂話―。“深夜をまわる頃、『御柱』の一部に、若い女の姿が浮く―”事実を確かめに行ったフェリオの前に現われたのは、御柱の中に浮かぶ異装の少女の姿だった―。一人の少年と少女の出会いが歴史を創る…!『陰陽ノ京』、『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が渾身の力で作り出す『世界』と『人々』が向かう先は―。
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『陰陽ノ京・シリーズ』が好きだった。
そこで他のシリーズにも手を出そうと思った。
さて『パラサイト・ムーン』か本作か……。
で。
タイトル的に本作の方にひかれた。
中世風の世界。
別世界からの転送装置。
そこから現れた美少女には異能があった。
彼女を追って現れる異能の戦士たち。
主人公はこの王国の第四王子。
母親の身分が低いために、王位継承の可能性はほぼない。
だが、能力的には他の三王子よりも優れている。
彼が謎の少女を庇護する。
いかにもファンタジーな設定。
ありがちな。
ただ、この世界の月は年に一度、美しい鐘の音を響かせると言うイマジネーションが美しい。
たぶん、このあたりの設定がいずれ……。
優しくて心の強い主人公。
謎の美少女。
友人の神官。
主人公の剣の師である軍人。
相変わらずキャラクターたちが魅力的だ。
ファンタジーでも渡瀬草一郎は渡瀬草一郎。
そこが嬉しい。
物語は始まったばかり。
今はただ追うのみ。
たぶん、期待は裏切られないような気がする。
『空ノ鐘の響く惑星で』。
面白かったです♪♪
今後が楽しみです♪