個人起業家としてのはじめての月給は8000円でしたーー。
今はもういそがしいから、いちいちそんなこと考えないけど、でもときどき、「気づいたら、とんでもないところまで来ちゃったな」と、思うことがあります。
さて、先週末は、出張で伊勢と名古屋へ行っておりました。
伊勢での打ち合わせの後は、しっかり伊勢神宮で清められ、
おかげ横丁随一のオシャレ喫茶「五十鈴カフェ」でちゃっかりたそがれて、
名古屋では、Canvaの使い方をお伝えする講座をやって参りました。
想像以上に、とても濃密な時間になった2日間でした。
神の使い、現る。inタクシー
伊勢神宮に出向いたとき、こんなエピソードがあったんです。
外宮から内宮へと移動する際、バスがなかなか来なかったので、たまたま隣にいた一人旅中の女性と、茨城から来られたご夫婦と、4人でタクシーに相乗りして向かうことになりました。その時、タクシーの運転手さんにこんなことを言われたんです。
「正殿ではね、自分の夢をお願いするんじゃないんだよ。今日ここに来れたことをお礼するんだ。明日以降からのことも一才触れてはいけない。君たちは今日、伊勢に呼ばれたんでしょう?だから、ここに呼んでいただけたこと、そして無事に辿り着けたことをご報告しないとね。」
タクシーを降りた後、4人で顔を合わせて「バスがこなくてよかったね〜!」と言い合い、それではお互いに良き旅を、と挨拶してお別れしました。(なんかすごく旅っぽい。笑)
この話、正しい参拝方法ということ以外に、もう一つ私がカーンときたことがあって。
大事なのは、自分のことじゃないよね
って、改めて、いや本当に改めて、思ったんです。
以前の記事で、「ビジネスとは、社会課題の解決である」というお話をしたことがあります。私も20代の頃なんかは随分と勘違いをしてきたように思うのだけれど、ビジネスって、自己実現や自己承認欲求を満たすためのツールではないんですよね。ただそれらと紙一重のところがあるのも事実。
自己実現に命をかけつづけることが悪いわけではないし、もしかしたら誰しもその時期を通らないといけないのかもしれません。でもそれをやり続けることが果たして「幸せ」なのか。そんな、大きなお世話なことを思ってしまう私です。(すみません!)
私の(心の)上司が言っていたこと。
以前、私の心の上司、「マツコデラックス」がこんなことを言っていました。
「生きている価値は社会貢献やいかに人の役にたつかだと思う。その満足度って好きな事だけじゃ得られない」
これ、本当にそうだなと思うんです。
人の役にたち、社会の役にたち、地球の役にたつ、今の自分ができることをやり続けることが、大きな夢を叶えて幸せになる究極の方法だと、常々思っているからです。
これまた私の心の上司であり、日本人初、そして女性初となる国連難民高等弁務官を務められた緒方貞子さんは生前、働く女性たちへ向けてこんなメッセージをおくっていました。
「大きな夢を持って焦らないこと。」
「いろんな状況の変化の中で自分がいつもできることに一生懸命努力してきました。それがやっぱり戦後の日本で非常に状況が開けていく中でだんだん広いことができるようになってきたということ。それだけなんです。
今は若い人たちにとって機会は無限にあるんじゃないですか。その中で自分ができることを一生懸命やっていくことじゃないですか。
私がロールモデルと言われても、、、"how to"という形で人生は進まないんですね。機械じゃないんですから、、、」
ぜひ見てみて〜
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また、ご著書の中にはこんな一節もありました。
「女性が子どもを産み、育てることは、キャリアを重ねていく上で、ハンディになることもあります。でも、女性には男性とは違うサイクルがあるのです。だから、焦って目標を決めるより、自分のサイクルに合わせてゆっくりと生きながら、長期戦で構えた方が良いと思うのです。」
「コレナラデキル」をやっていこう。
いま大きな夢があってもなくても、誰しも、未来に繋がる「コレナラデキル」というものが目の前にあるはずなんです。そんな「コレナラデキル」を一生懸命やっていくこと、それがいつしか、人の役に立つ大きな夢を叶えることにつながっていると、先人たちの教えから、また自分自身の体験からも、確信しています。
ただ1人で「コレナラデキル」を見つけることが難しい人も、少なくないと思うんです。実は今日も、そこら辺をサポートできるような事業を展開できないか、SHININGの池ちゃんと死ぬほど壁打ちしていたところでした。
ちなみに私の今の大きな夢は、現代の日本で「クリティカルビジネス」を成功させることです。なんて、私に似つかわしくないかっこいい言葉を使ってしまいすみません。笑
コンサルタント山口周一さんの著書「クリティカル・ビジネス・パラダイム-社会運動とビジネスの交わるところ」から、クリティカルビジネスのわかりやすい説明を、引用させていただきますね。
多くの人が「そういうものだ」「仕方がない」と甘んじて受けている現状に対して批判的な考察を行い、現状とは異なる「あるべき姿」を提示することで、多くの人が共感する「新しい問題」を生成してビジネスを生み出すのがクリティカル・ビジネスなのです。
私は、いちビジネスパーソンとしては、大した力を持ちません(事故報告書を書きすぎて文章力が上がったような人間ですので)。もちろん引き続き頑張れるところは頑張りますが、それでもそんな大したものにはならないと思います
ただありがたいことに、私の周りにいる方々が、池ちゃんをはじめとして、ビジネス界のスーパーサイヤ人ばかりなので、なんとかなる気しかしないのです。
なので小難しいところは彼らにお任せするとして、私は私で焦らずにコツコツ勉強して知見を深め、きたるべき大チャンスに備えて準備をしていきます。
なぜならそれが私の「コレナラデキル」なので。
「ただ、本は読まないと・・・・。体系的に問題を理解するには、きっと勉強しなきゃだめなのです。(緒方貞子さんのインタビューより)」
お知らせ
これまで、直接ご依頼された時にだけ開催していた『【初心者向け】個人起業家の仕事が増えるCanva使い方講座-だれでも"簡単に"洗練された資料をつくる方法』の一般募集を、近日中に開始いたします
それだけが全てとは言わないのですが、私が企業様とお仕事させていただく夢が叶ったのには、Canvaスキルが大きく関係しています。
正直、ただ使いこなせるだけだと、お仕事にはつながりづらいです。そのためこのCanva講座では、「お仕事につながる使い方」のポイントも、基本的な操作方法と共に、お伝えいたします。
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