アゼリーグループ、一般社団法人未来創造研究所の川田です。
4月も2週間が過ぎました。
医療と介護分野、他の業種の方もある程度落ち着いて仕事をし始めた頃ですね。
さて、今日は「プロジェクトチームの原理原則」についてです。
このブログの読者にもプロジェクトメンバーに抜擢されたり、プロジェクトリーダーになったり、プロジェクトマネージャーに指名されている人がいると思います。
プロジェクトチームの一員になれることは非常に光栄なことです。
まずプロジェクトチームとは何か?
一言で言うなら、「結果を求められる」または「結果を出すことが可能」な集団です。
経営者、役員目線から考えて見ると、ある程度結果が見えた時点で「このプロジェクトお願い!」とリリース、そしてオーダーされているはずです。
なので、プロジェクトチームは、「結果を出す」ことよりも、「より早く結果を出す」ことに重きを置くことをオススメします。
そして、より早く結果を出そうとすればするほど、犠牲者が出ます。
ここで言う犠牲者とは、プロジェクトメンバーであり、他のスタッフでもあり、もしかしたら自分や家族かもしれません。
私も沢山のプロジェクトに携わりました。その中で感じた事は、本当に素晴らしいプロジェクトマネージャーやリーダーはこの犠牲者を出したりしません。
これは組織の大きさに比例すると言ってよいでしょう。
いわゆる大企業と中小企業、一部上場企業とそうでない企業には決定的な違いがあります。
それは、経営者の能力の差ではなく、幹部、中間管理職の能力の差です。
よって、小さな企業や組織であるほど、犠牲者は出やすいのです。
それは組織の成熟度を意味します。
私が今まで出会ってきた素晴らしい、そして優秀なプロジェクトマネージャー、リーダーの法則を7つにまとめました。
*既存のものを変えるプロジェクトの場合
1)今までの方法を大きく変えない。
解説:仕事を増やさない。または周りに仕事が増えたと思わせない。
2)人的要求をしない。
解説:人的要求とはコストの要求である。
3)タスクと期限を明確にする。
解説:タスクと期限の明確化は部下に対する最大のやさしさである。
4)報告を待つのではなく、取りにいく。
解説:悪い情報、予定より遅れている業務は報告されにくいことを知っている。悪い情報ほど自ら取りに行く。これもやさしさである。
5)部下やまわりに対して「あなたなら出来る!」を口頭ではなく、文字やメールとして残している。
解説:期待感というのは最大の報酬であることを理解している。過去に自分自身がくじけそうになった時、それを読み返した経験がある。
6)準備をしながら実行するという「並走力」を持っている。
解説:並走するということは微妙な軌道修正する力、つまり着地点が見えていることを意味する。
7)プロジェクトが成功した時の成長を語る。
解説:人は成長を想像することで最大限の力を発揮することを知っている。
0から1、つまり何かをスタートから作り上げるプロジェクトチームの原理原則については今度のメルマガで書こうと思います。
それでは。
川田
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『ブログでは書けないメルマガ』
「失敗する人材育成」とある経営者からの話
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