福島原発の敷地内の土壌から
プルトニウムが検出されたとのこと
その放射能の強さは,最大で0.15Bqという。
計算すると
直径0.3ミクロン(1万分の3ミリ)の大きさである。
人間の目にはもちろん,普通の顕微鏡でも見えない大きさである。
この土の粉塵を吸い込んだとしても,被爆量は0.002mSvなので,
健康にはまったく影響がない。
このプルトニウムそのものは,何の問題もありません。
問題になっているのは,
プルトニウムは自然界に存在しない元素,それが,外部にある。
すなわち,原子炉の燃料が外部に漏れた。
という点です。
漏れた量から考えて,
圧力容器そのものに亀裂が入っているとは考えにくく
周りの配管のつなぎ目から漏れた水に混じって外部にでたのだと推定します。
なお,原子炉内のプルトニウムは水浸しになっているので,
今すぐ風にのって飛んでくるということはありません!