東大の超過去問(1958) 軌跡 | 東大カリスマ塾長 浜田一志公式ブログ -9割が伸びる”文武両道”勉強法-

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【問題】平面上において,二定点A,Bを両端とする任意の円弧の三等分点のうちAに近い方の点の軌跡を求めよ。


【解説】

 自分で座標設定をして,答案を仕上げる必要があります。


東大野球部スカウト部長が教える勉強の裏ワザ-東大1958-2
図のように,A(-a,0),B(a,0)と設定します。

三等分点をP,Qとすると

弧AP=弧PQ=弧QBなので

弦も等しくなり,AP=PQです


対象性より,PQ⊥y軸,かつ,PQとy軸の交点HはちょうどPQの中点になります。

したがって

AP=2PH ・・・①

逆に,①ならば,APQBは等脚台形になるので,同一円周上にあり,弧AP=PQ=QBが成り立ちます。


Pを(x,y)とすると

①より

(x+a)^2+y^2=4x^2

変形して

3x^2-2ax-a^2-y^2=0

3(x-a/3)^2-y^2=4/3・a^2


これは双曲線を表し,

(x-a/3)^2/(2/3a)^2-y^2/(2/√3・a)^2=1

ただし,x<0の範囲になります。


また,線分ABは弧ABとはいえないので,双曲線とx軸の交点である(-a/3,0)は除きます。