事業仕分けの第2段がいよいよ始まろうとしています。
47の独立行政法人がターゲットであるが,
その中に「大学入試センター」も含まれています。
議論は、センター試験そのものを行うべきかどうか
という根本まで及ぶはずです。
私は,センター試験はあってもよいと思います。
入試では,基準が明確な方が
受験する側からすると安心できるからです。
数時間の試験で「思考力,応用力」を測ることはできません。
それらの能力は,大学独自の判断
むしろ,大学に入ってからの教育にまかせて
センター試験は,「高校の教科書と授業をまじめに受けてきたか」
を測る試験でいいと思います。
そして
①どの出版社の教科書にも答が載っている
②年3回行う
③何回受けてもOK
④高1からでも受験できる
⑤科目ごとの最高点を自分のスコアとして出願できる。
⑥各大学が選抜基準点を公開する。
⑦体力テストも選択できるようにする。
という仕組みにしてはどうかと思います。
ちなみに
センター試験は採算性だけ見ると
「もうかる」事業です。
受験生は必ず受けなければならないもの
なので,受験料をもうかる値段に設定できるからです。
この点では,税金投入はまったく必要がないので仕分けをしても,国の無駄を省くことにはなりません。
むしろ,儲けをだして
「基礎研究」=受験生の将来の受け皿
にその利益を投入して欲しいと思います。