声をあげはじめる自死遺族 | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~

声をあげはじめる自死遺族

自死遺族のひとたちが続々とブログを始めている、と聞いた。
とても嬉しいことだ。

やはり当事者が声を上げないと変わらない。
それは活動の中で感じていることだ。

たくさんの自死遺族の方がいるが、いつも感じていることは
本当にひとりひとりストーリーが違うということだ。

同じケースなどないのだ。

私は顔と実名を出して活動しているが
家族の反対でしたくても出来ない方もいる。

私は立派な人間でもないし、学歴とか人に誇れる経歴などない。

日常生活では42歳にもなって、
いつもバカなことや失敗ばかりして後悔しているし、
沢山の人に助けてもらっている。

が、そんな私がこの活動ができていること
応援してくださっているみなさんに、家族にいつも感謝している。

でも、熱意と根性だけでは誰にも負けないと思っているし
だから、自分にできることはなんでもしようと思っている。

大変おこがましいが「声を上げてもいいんだ。話してもいいんだ」
と思ってもらえることが私の役割のように思う。

私のお茶会にきてくださって、ご自分で遺族の会を立ち上げたり
「私も何かしたいと思っているんです」というお話しを聞くとうれしく思う。

私は私の体験しか伝えられないからだ。

当事者の声ほど強いものはない、と思う。
もっともっともっと、沢山の大切な人を自死で亡くした方が声を上げられる社会になればいいなと思う。

そんな社会になることが、私の願いでもある。