父の日 | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~

父の日

少し遅れましたが、先週の日曜日は父の日でした。


父の日だからといって、

何か特別なことはしていませんが・・・・


父が生きていた時も父の日に何かしたことあったっけな・・・

悲しいかな、もうそれくらい、父との記憶が薄れてきています。


しょうがないですよね、

もう父が亡くなって27年近く経っているのですから。


気が付けば、私も40歳。

39歳で自殺した、父の年齢を超えました。


記憶と写真の中の、父はいつまでも若い。


もともと私と父との関係は生きている頃はとても希薄でした。


私は田口家の跡取りとして子どものいなかった、

父の兄夫婦の子どものように育てられたため

私は両親との関係がほとんどなかった。


おじとおばと過ごした記憶はたくさんあるのですが

両親と3人で過ごしたり、寝たり、お風呂に入ったり、

出かけた記憶もほとんどありません。


同じ敷地内には住んでいましたが

母屋には祖母(祖父はもう亡くなっていました)

おじ夫婦と私、両親は離れに住んでいました。


今思うととても寂しかったのですが、

子どもの頃の私は

そういった想いを言葉には出来なかったし

自分にはおばあちゃんや

おじさんおばさんがいるからいいや

と必死で思おうといたのかもしれません。


実際おじとおばには

とても可愛がってもらいました。


皮肉なものなのですが、

父が自殺したから逆にいうとここまで

父のことを想ったり、

考えたりするようになったのかもしれません・・・


父が生きていたら今66歳。


もしかしたら、生きていたらここまで

父のことを想わなかったかもしれません。

仲が悪かったかもしれません。


父親世代の方と接すると

私もお酒を一緒に飲んで話したり、たまには喧嘩したり

年をとった父と過ごしたかったなあと思います。




私が小学生の頃、
地域の夏休みのラジオ体操が私の実家で
開催されていました。
(毎年どこかの家でやります)

私は写真右から2番目
父は左端。

私は父を気にしていますね・・・苦笑