自由大学「未来の仕事」第4期、参加者募集です。 | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~

自由大学「未来の仕事」第4期、参加者募集です。

私が昨年度、11月~12月に参加した自由大学「未来の仕事」 の第4期、参加者募集している。

講義内容が素晴らしいのはもちろんだが、参加してみて思ったのは素晴らしい仲間との出会いが私にとっては収穫だった。


私がこの「未来の仕事」を受講をしようと思ったのは、講師の西村さんのブログを4年前からずっと読んでいたから。


特に彼の考え方の、

「「一つの仕事」から「いくつかの働き」へ(二足・三足のワラジ、非玉砕主義)」

というのに私はすごく共感した。


私の家系は公務員一家で、転職するとか仕事を変えるとか、仕事をいくつも持った働き方をしている人はほとんどおらず(兼業農家だったが)、とにかく保守的封建的な考えの家柄土地柄で、私はそういう考え方価値観にずーっと疑問を持っていた。


もちろん母にも「やっぱり公務員はいいよ。安定している」と勧められた(母自身も公務員)


だが、当時は私は「公務員だからって一生安定ってことはない!うちの父親が公務員だが自殺したじゃないか。死んだら終わりだ。安定が何だ」と猛烈に反発していた。


母はやはり、父が亡くなっても、女の自分が働きながら経済的な不安もなく子供を育てられたのは、公務員って仕事があったからだ、という彼女自身の経験からくるもので私に公務員を勧めたのだと思う。


もちろん、ここまで育ててもらったのは、母親のおかげだ。

それを身近でずっと見ていた私は、彼女が大変な苦労をしたのは、誰よりも分かっているつもりだ。

なので、それに対しては当然ながらものすごく母親に感謝している。

私は未だに独身で、子供もいないから、ある日突然、全面的に信頼していた夫に自殺で死なれ、閉鎖的な町で、子供を抱えて生きていく女の人の不安や苦労というものは私には想像もつかないから。


確かに公務員は安定していていいと思う。

それは公務員を受験できない年齢になってからだんだんとそう思うようになった。

(遅いか苦笑)


しかし、まあ、それは今になって思うことであり、「公務員=安定」ってのはやっぱり違うと私は思う。

以前、私は地元の県庁で契約で働いて時も、隣の課の男性が自死したり、職員が県庁から飛び込み自殺する事件があったり(友人はその人が落ちていくところをガラス越しに偶然見てしまったらしい)


私の人生は、

ある日突然、あんなに怖くて強いと思っていた父が何も言わずに自死し、夫にある日突然死なれボロボロに傷つき、閉鎖的な町で必死に生きてきた母。

そんな両親の姿を見て、

「人生って何だ」「生きるって何だ」「人って何だ」「夫婦って何だ」

とずーっと自分自身に問いかけていくこと、模索していくこと。


西村さんのブログを見た時、「こういう生き方、考え方をしている人っているんだ。私もこうなりたい」と思ったのだった。


まあ、私がこの講義に参加した思いをつらつらと書いてみた。


人生には色々な働き方、生き方があります。

「これしかない、ここしかない」とあきらめないで。



もし興味がある方がいらっしゃったら、是非!