2/4(火)

昨日は、京都からとんぼ返りで、富士宮市に宿泊しました。
B-1で有名になった「富士宮やきそば」もしっかりと堪能させて頂きました。
富士宮やきそばがブームになったのは、平成13年頃から。
平成13年から6年間の経済波及効果は、驚きの推計439億円!!
やきそば恐るべし。。。


京都からは東海道新幹線の「新富士駅」で降り、タクシーで富士宮市に向かましたが、
ユネスコ世界遺産登録された割には、利用客はあまり増えていないとのこと。
駅周辺の喫茶店で話を伺っても同様の回答でした。

地元の方の見解は、東京から近いが故に、観光バスで首都圏から直接富士山に行ってしまうので、
新幹線というライフラインがあったとしても周辺自治体への経済的な影響は限定的とのこと。

交通網の整備により、目的地にスムーズにたどり着いてしまうことによる空洞化の影響は、意外と大きいのかもしれません。便利すぎるのも考えものですね(>_<)


少し早起きをして、富士宮市内を散策がてら富士山を神体山として祀る全国の浅間神社の起源でもある富士山大宮浅間大社を参拝しました。





陽気と愛情運、対人関係の豊かさをもたらす、女性の幸せ全般に効果的なパワースポットだそうで、家族は勿論の事。福島の早期復興も祈らせて頂きました。





国の特別天然記念物である『湧玉池(わくたまいけ)』で、水を一口頂き、皮膚の弱い長男の回復を想いながら備え付けのペットボトルで、水を頂戴しました。









1時間30分ほど市内を散策し、ホテルに戻る途中の富士宮駅前通り。。。
10年ほど前の再開発により整備された商店街が並んでいます。

8時30分頃になると商店街も目を覚ました様子で、外から店内を見ながら散策をしていると、カメラ屋さんで福島の文字を発見!





様々な縁があり、『商店街のおかみさん会』の皆さんは、震災後から川俣町山木屋地区や飯舘村の子ども達を夏休みの保養で受け入れ支援をして下さっているとのこと。

度重なる支援に御礼を申しあげながら、会話をしていると今回視察に来たフードバレー構想創設に深く関わったグループの方である事が判明f^_^;

毎月16日は商店街でフリマをやっているとのことなので、4月か5月と8月に福島市の名産品を持って、参加させて頂く約束をして、富士宮市での朝活は、大満足の結果になりました(^_^;)
 

いよいよ富士宮市役所へ

フードバレー構想には、様々な事業がありますが「地産地消」というよりは「食育」に重きを置いているようです。





「富士宮市マル秘優良飲食名簿」という市が発行するグルメガイドには、メニューに栄養成分の表示とヘルシーメニューの提供をする「外食栄養成分表示店(栄養成分3種類)」と地場産品を使ったメニューの提供と栄養バランスを表示した「地産地消協力店(2種類以上使用)」といった様な取り組みのお店を登録申請頂いて、掲載という流れになっているようです。

ちなみにお米は、地産品としてカウントされないために一年中を通して調達できる食材がないために、地産地消協力店のハードルは高いとのこと。


また、毎月1回、東京農業大学の「食と農」の博物館で、富士宮市フードバレーショップを開催し、農産品の販売やPRを行っているとのこと。参加団体には、1回1万5千円の交通費が市から支給されるとのことでした。


 また、農業に関しては、エコファーマーの推進に力を入れており、畜産農家で発生する堆肥の積極的活用として堆肥購入の助成制度があるとのこと。(バラ堆肥1t当たり1000円以内、袋入り堆肥1袋(約30リットル以上)当たり50円以内。)


行政の取り組みというよりは、民間の方々のパワーによって作り上げられ、形になった印象が強い。

京都市でも同じことを感じたが、行政主導ではなく、民間の活力を引き出すための起爆剤となるための環境を整えなければならないし、当たり前だが将来的には行政の手を離れて成り立つまでの計画や支援をするべきなのだろう。

今までの福島市の予算措置を振り返ると、補助金が当たり前になって運営しているケースが簡単に頭に浮かぶのが問題なのかもしれない。

何年も継続して続いている予算の妥当性も含めて、今までよりも新年度予算をより注意深くチェックし、評価すべきなのだろう。

今から3月議会が楽しみで堪らなくなります。