他市の事なので静観しておこうかと思いましたが、過去に仙台市民であった時期があり
思うところがありますので敢えてコメントしてみます。
端的には、パンダのレンタル費用が気になるところです。
年間4000万とも1億とも言われており、真実は分かりませんが。。。
つがいでレンタルとなると経費は2倍となるわけですから、ある程度の費用を要する事業となります。
パンダを飼育するのに暖房完備の施設が必要で、そこに税金を投入するというのは、
仮設住宅での生活を余儀なくされている方からしてみれば優先順位が違うだろ!と思う気持ちは
至極当然のことであると思います。
尖閣問題など外交的な問題を抱える中国に対して、レンタル料支払いは資金援助とも捕らえることもできますし、そもそもパンダに至っては、パンダの主な生息地であるチベット自治区の問題をしっかり認識した上で(子どもたちに問題意識を持たせる教育を行うべき)貸与されるべきと考えます。
では、視点を変えて。。。
仙台市はH27年度開業予定の地下鉄東西線を建設中であり、その西側の終点に(八木山)動物公園駅が
あり、「八木山動物公園運営方針」にも集客力強化への期待が込められています。
八木山動物園の入場者数は約50万人で、10年前の収支データによると収入(入園料1.1億円)に対し、
支出7.1億円で収支は約6億円の赤字となっているようです。近年のデータが気になるところですが。。。
先の「八木山動物公園運営方針」には、集客100万人を目標に掲げており、何かしらの起爆剤がなければ
目標は達成できなさそうな感は否めません。
地下鉄も作るまでは(公共事業が発生するので)いいのですが、利用率が低ければ損失が発生します。
仙台市が抱える二つの問題を一気に解消してくれるツールとして、パンダのレンタルはある意味的確で期待値は大きいと思います。
パンダがいれば市営が故に安すぎた八木山動物園の入園料金(現在は大人400円、子ども100円)も
大幅に増額しても文句はでないでしょうし、他の動物園の様にパンダは別料金も設定可能でしょうから
経営改善にも寄与することでしょう(^ ^;)
パンダが被災した方々を癒すかどうかは別の問題として、美辞麗句を並べるだけではなく、
経済的視点、国際的視点からみても必要であると率直に訴えることも必要では?
と思っています。