来季に向けた果樹地における除染作業
を重点課題として、福島市・川俣町地域農地等除染協議会が12月に組織され、12月12日~16日の期間で各地区の農業従事者への説明会が行われました。
私は、15日JA松川、JA飯坂東。
16日信陵学習センターの計3回の説明会に参加しました。

前々からどう考えても消化出来なかった県果樹研究所の指導に関して、16日信陵学習センターの際に、問うてみました。


今回の指導即ち2012年1月~3月までに行う作業は、果樹木の外側の皮の除去或いは高圧洗浄機による高圧洗浄と枝の剪定です。

私の疑問は至ってシンプルで、洗い流した後の水を土壌に落として良いか?という点です。
より具体的に申し上げますと、果樹研究所は地面に放射性物質を落としても、根から放射性セシウムはそんなに多量には吸収されないから問題視しなくていい。という点です。


私はこの論調に異を唱えています。
カリウムと元素的にも同属なセシウムはカリウムと比較的同様の挙動示すと言われます。

カリウムの主な作用は、茎や葉の生長を促すとされていますから、雑草の生育が例年に比べて良すぎた点(今年会津では、一回の除草に対して福島市は三回除草を行った)からも、過去の文献は信憑性があると思います。

地面に落ちたセシウムが根から吸収されずらく、枝や幹からを介して吸収すると説明するならば、肥料は地面に散布せずに枝や幹に直接吹きかけるべきだと思います。

果樹木全体のセシウム分布比は果樹研究所の非公式なデータとして提示頂いた上でも、疑問は更に深まりました。

協議会の動向を注視しつつ、説明に納得のいかない農業従事者と協議を深めております。

あまり偏ったブログを書き込みますと風評被害の要因ともなり得るので問題提起をするべきか否か悩んでおりました。

しかし、消費者の視点に立って真剣に考えて行動している農家さんはたくさんいらっしゃいます。

今後も活動経過を報告致します。

因みに個人的には年末から来年の3月までは、果樹園除染を重点に活動する予定です。


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