*オーガニックワインマヴィさんの小規模生産者さんの本物のワイン

 

 

2014年を迎えて既に10日が経ち、早いものですね。年末年始は食べすぎ飲みすぎの方も多かったのではと思います。11月の第3木曜日のボジョレヌーボー解禁日の次に1年でワインの消費量が多い時期。因みに以前はボジョレヌーボーの解禁日は11月15日でした。

 

しかし土日にあたってしまうと運搬業者やレストランが休みになり売れ行きが落ち込むので、フランス政府が11月の第3木曜日に変更したといういきさつがあるようです。最近はワインもオーガニックを選ぶ人が増えているようで、嬉しい限りです。

 

オーガニックワインを選ぶ理由は様々ですが、悪酔いしない、次の日頭痛がしないなどワインに含まれる多くの化学合成添加物を懸念して、オーガニックワインを選ぶ方も多いと聞きました。実は私もその口で、アルコール分解酵素が殆ど無いのでグラスワイン1杯飲めるのはオーガニックワインだけなんです。

 

オーガニックワインの添加物等の過去記事はこちら↓

         赤坂オーガニックワインMavieの講座

 

最近出回っているワインでナチュラルワイン、BIOワイン、オーガニックワインとありますがナチュラルワインとBIOワインは基準が曖昧です。醸造過程で合成添加物は未使用ですが原料のブドウがオーガニックではなかったり、保存料のみ未使用で他は通常ワインと同じ品質だったりします。

 

因みに非オーガニックワインには、合成香料、合成着色料、合成フレーバー、色度安定剤、合成保存料などが添加されているものがほとんどで、ブルゴーニュの最高級ワインロマネコンティクラスになると無添加でぶどうもオーガニックの完全オーガニックワインですが、ロマネコンティにはオーガニック認証マークは付いていません。

 

注釈ですが、日本の法律では有機JASマークを取得しなければ「オーガニック」「有機」と表示して販売してはいけないことになっていますがお酒はOKです。お酒は酒税があるため国税庁の管轄で、農水省の有機JAS認証は取得できません。また、EU圏ではオーガニックワインに関してはオーガニックファーミングマークの表示が義務付けられています。

 

 

*スキーの帰りに立ち寄ったロマネコンティのぶどう畑。

 

オーガニックワインはぶどう作りや製造方法にこだわるワイン農家さんが多く、工場での大量生産は出来ません。またEU圏ではオーガニックワイン普及のため、今年から厳しかったオーガニックワインの基準が緩められ、製造過程での添加物の使用が認められることとなりました。

 

よってオーガニックワインでもその年出来が悪ければ、合成香料、合成着色料、合成フレーバー、色度安定剤、合成保存料などの合成化学添加物を使用してもいいことになりました。

 

これは、これまで工場で大量生産出来なかった温度管理が難しいオーガニックワインの大量生産を可能にするためで、厳しい基準を緩めてオーガニックワインの生産量と消費量を増大するためです。もちろんこれまで通り、原料のぶどうはオーガニックであることは必須条件ですが。。。

 

ワインで悪酔いする、頭痛がしてしまうというのは、飲みすぎは別として、保存料に使用される亜硫酸塩やソルビン酸が原因とされています。これらの保存料も認可されてしまったため、本物のオーガニックワインではなくなってしまいました。

 

本物のオーガニックワインの保存料は気体の二酸化硫黄が少量使用され、保存料の二酸化硫黄がゼロのオーガニックワインもあります。とても残念なことですがよく見て選ばないと悪酔い・頭痛がしてしまうオーガニックワインが市場に出回ったということになります。

 

見分け方はとても難しく、出来るだけ小規模のワイン農家生産者のワインを選んで、大工場で大量生産されたオーガニックワインを選ばないことをおススメします。ソムリエのいるワイン専門店で聞いてみるといいでしょう。

 

私がおススメするオーガニックワインショップは赤坂のオーガニックワインマヴィ 。ここのワインは本物のオーガニックワインです。本物の食べ物には本物の飲み物。アルコール類は基本的にあまり体に良くないものですので、良質なものを選びたいものです。