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鹸化剤を使用しないハーブとハーブオイルのみで作った石鹸。
最近食の話しばかりですっかりコスメティックの話から遠ざかっておりました。私は十代の頃から肌トラブルに
悩まされ、しかもアレルギー体質でした。それが今のオーガニック&ホリスティックライフをおくるようになった
キッカケでもあるのですが、20代、30代の頃はかなりのハードワークもあり肌も荒れ放題。会社で朝・昼・晩
と3食食べていた時期もあったので、かなり酷い食生活をしていたかもしれません。
それもあって食生活を見直し現在のヘルシーライフにつながったわけです。中からのアプローチが一番大切です
が、外からのアプローチで気を付けなければならないことがいくつかあります。昨年オーガニックコスメティック
のセミナーを開いた時に定員より多くの方々が集まって下さって、コスメティックの関心の高さに驚きました。肌
の構造のトピックで石鹸洗顔をされてらっしゃる方に挙手をお願いしましたら結構いらして、しかも肌トラブルを
かかえた方が多かったんです。
石鹸で何回も手を毎日洗っていると手の皮脂が無くなってしまい手が荒れてしまいます。しかも、殺菌効果の高
い石鹸を使用するとかえってウィルスが皮膚に付着しやすくなります。これは皮膚には常在菌という皮膚を守って
くれる細菌が存在しますが、石鹸でこの常在菌が殺菌されてしまったことに原因があります。皮膚常在菌には、表
皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌などの10種類以上の細菌があり、この細菌は皮脂の油を食べて脂肪酸の膜である
皮脂膜を作り、皮膚を弱酸性に保っています。
しかし、皮膚を洗いすぎてしまうと皮膚常在菌のつくる皮脂膜がはがれてしまい、その下にある角質層に隙間が
出来てしまいます。皮膚を組織している細胞がバラバラになりここからウイルスが侵入してしまうのだそうです。
東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生によると、手もカラダもそうですが洗いすぎて肌がカサカサになると
角質層の隙間からアレルゲンが侵入し、アトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎を引き起こすことになるそうです。
このお話は顔の皮膚ももちろん同じです。わたくしの勉強会でも「肌の構造」の部分でもっと詳しくお話ししま
すが、皮脂膜は肌にとってとても大事です。乾燥やウイルスから肌を守ってくれる皮脂膜を石鹸洗顔は洗い流して
しまうので、これが石鹸洗顔をあまりおススメ出来ない理由です。
しかも石鹸は鹸化剤を使用します。鹸化剤は化学物質で、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムを使用するのが一
般的です。石鹸になると中和されて安全な物質に変わりますが、石鹸になる前は水酸化ナトリウムや水酸化カリウ
ムは毒物及び劇物取締法により劇物に指定されています。だから石鹸が悪いと言っているのではなく、実際私も水
酸化カリウムで鹸化した石鹸を手洗いに使用しています。肌トラブルをかかえた方は、自然発酵で鹸化された石鹸
(一番上の写真)もあるので、皮膚が正常な生理機能になる状態に戻るまで、石鹸洗顔は忘れた方がいいかもしれま
せん。また、オーガニックコスメと言えども皮脂を摂り過ぎてしまうクレンザーも同様です。
5月24日(土)と31日(土)に中目黒のセミナールームで「オーガニックと食」「オーガニックコスメ」の
勉強会を開きます。情報が氾濫する中、どんな食品を選択したらいいのかお困りの方、私のように肌トラ
困りの方、本物のオーガニックが何か知りたい方、食にご
ナチュラル
Facebookを読んで下さ
いませ。
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5月24日(土)第5回勉強会「美容と健康に必要な本当のこと - 日本の食を考える」
5月31日(土)第6回勉強会「オーガニックコスメティックの選び方と肌の構造」
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