先週末、お気に入りのナショナル ジオグラフィック チャンネル でとても興味深い番組を観ました。タイトルは「怪奇!ミツバチたちの沈黙 」。

 

数か月前に日本でも「ミツバチ失踪! 」のニュースがありましたが、かなり深刻な問題のようです。

 

去年の春頃からアメリカの多くの州で突然大量のミツバチが姿を消してしまいました。アメリカは野菜や果物の4分の3をみつばちの受粉に頼っているため、養蜂家はもちろんのこと、農家は大打撃を受けているそうです。

 

現在はアメリカのみならず、ヨーロッパ・中南米・日本にも広がっており、農家さんには死活問題。それどころか、地球全体にとって死活問題なんです。

 

 

      TOKYO目黒★エスプリなエコライフ★-Bees

 

      *ラベンダー蜂蜜で世界的に有名な南仏プロヴァンス地方のラベンダー畑。

 

 

小さなミツバチは蜜を集めるくらいしか能がないと思っている方が多いかもしれませんが、地球全体の生態系で非常に重要なポジションにいます。

 

ミツバチの受粉が植物の生命の大きな鍵となっているのは皆さんご存知だと思いますが、このミツバチの代わりは地球上にはおりません。

 

よって、ミツバチがいなくなってしまったら植物の受粉が不可能になります。植物が存続しなくなってしまうのです。野菜・果物・穀物を飼料としている家畜、自己受粉する植物以外のすべての植物は、何もアクションを起こさなければ消滅してしまうかもしれません。食物が無くなるわけですから、人間をはじめとする動物も飢えてしまいます。

 

 

      

 

 

現在原因解明の研究が行われていますが蜂群崩壊症候群(CCD)と名づけられた大量失踪の原因としては、よく言われる電磁波や農薬だけではなくウィルスも関係しているようです。

 

まだ原因がはっきり分かっておらず、今年から来年の冬にかけて明らかになるだろうと締め括っていました。中国では農薬でミツバチが完全にいなくなってしまった地域があり、人の手で受粉をして梨を育てているそうです。

 

しかし、過疎化が進み数十年後には人手が減少して人工授粉では間に合わなくなるといわれています。これが先進国ですと、人件費が莫大で作物の値段は相当高くなってしまいます。

 

私もマヌカハニーを毎日口にしており、ミツバチ達の恩恵を受けております。この地球単位の問題解決の糸口が、一日でも早く見つかることを願っております!

 

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