これは特例で…
バンドマン人生において"普通にファン"として好きだと思える同業種のバンドは非常に稀で
この１０年ちょいでも片手でも余る程度にしか思い浮かばない
そんな俺の大好きなバンドが昨日解散しました
思えば俺がデルフィニウムを解散し
新しいバンドに向けてメンバーを探している時期
今から１０年前位かな
その頃は今より全然パソコンとか詳しくなくて
メンバーを探すにあたって
人からの情報だったり実際に足を使って人を見に行ったりをしていた時期
「九州で好きそうな声のボーカルいるよ」って教えられたのがxTRiPxでした
よく分からないパソコンをいじって
ホームページで楽曲を視聴して
一発で声に引き込まれて速攻でこっそりライカでCDを購入
声、楽曲、理想なんて言ったらアレだけどものすごくツボでした
こういうボーカルが良い！って思う位に
それから間もなく東京でタイミングよくライブがあったので
その日の出演者を調べ、知人にパスを出してもらってこっそりライブを見に行きました
こっそり、とはいっても私自身が無名も無名の頃なので別に一目を気にする事もないけど
xTRiPxのメンバーと面識がある訳でもないのでなんとなくこっそりと
なんなら一緒にバンドをやれないかなーなんて事も頭にあったので…
そんで、初めてライブを見て思ったのは
この人にはxTRiPxを続けてほしい、というかこのバンドを壊したくないという感覚でした
今思えばよしと君ならありえない話だけど
仮に俺が声を書けて、万が一バンドを壊してしまう事になるのは嫌だった
それ位かっこよかったし光るものを感じたライブでした
それから自分はキャンゼルを組み
その頃に対バンした際にスタッフを介して紹介してもらって初めてお話しました
本当にかっこいいバンドだから！と自分のファンに宣伝しまくったのは
今数えてみてもxTRiPxとWING WORKS位かなあ
今も昔もセオリーとか流行廃れに右往左往しない人が好きなんだと思う
腹括ってやりたいことやって戦ってる人
そう言う意味でYo-shiT君とRYO:SUKE君には私が憧れる精神性を感じる ホンモノの感覚
だからきっと好きなんだと思う
俺はキャンゼルとして同じシーンで活動していく中で一つの終わりを迎えてしまったけど
キャンゼルより先に活動を始め、キャンゼルより長く活動をし
このシーンでやりたい事をやって戦いつつ続いているxTRiPxは俺の希望であったし希望でもある
そんなxTRiPxが昨日解散しました
やっぱ寂しい気持ちもあって
ぼーっとしてたら寂しさに任せて残念とか勿体ないとか軽薄な事言っちゃいそうだけど
活動の末に出した答えが残念とか勿体ないとか、そんな訳ないとも思う
解散に至る経緯や想いは分からない部分が多いけど
最後の音源 good trip が答えなのかなって
とても真摯で実直で、素敵な詩だった
だからこそ、これからもずっとxTRiPxの楽曲がファンの人の中で生き続けてほしいなって思う
xTRiPx大好き！
