「オバマ米大統領の広島訪問が実現しました。被爆者の方と語らい抱擁したのは良かったのではないでしょうか?ヒロシマ訪問の意味を論考します」
『オバマ大統領のヒロシマ訪問が可能だった理由』
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『父親は留学生で属州出身の外国育ち』
オバマ大統領の出身地のハワイが、米国の50番目の州となったのは、オバマ氏が産まれる二年前の事です。母親が通っていた大学の初の黒人留学生がケニヤ出身のオバマ氏の父親で、母親が再婚した継父の祖国インドネシアで、オバマ氏は子供時代を過ごします。これほど米国と縁の少ない大統領は史上初でしょう。
『奴隷の子孫ではない移民の子供』
初の黒人大統領となったオバマ氏ですが、彼の祖先が奴隷ではなく、アフリカからの移民だった意味は大きいのでは無いでしょうか?オバマ氏の父親は最終的にケニヤに戻り亡くなっています。つまりオバマ氏は、黒人奴隷制度や、第二次世界大戦における数々の戦争犯罪とは、父方を通じては無関係な血筋なのです。
『レジェンド作りにヒロシマ訪問を活用』
例えばジョージ・W・ブッシュの父親は戦闘機乗りで日本軍に撃墜された経験を持ちます。このような家系の大統領が、広島を訪問する事は非常に困難でしょう。また仮にトランプが大統領になったとして、広島を訪問して被爆者と抱擁するなど全くイメージ出来ません。やはり今回の広島訪問はオバマ氏が最適任者です。
『戦後レジームとは何か?』
いわゆる保守を自認する方にとって一番の屈辱は、日本が戦争犯罪国家の烙印を押されている事ではないでしょうか?それも南京事件や、朝鮮人戦地売春婦問題など、全くのデッチ上げの歴史問題によって祖国が辱められる事に大いに憤っていると思います。靖国問題や在日特権やメディアの偏向報道も総て根は一緒です。
『総ては原爆投下の正当化のため・・・』
これらの総称が、いわゆる戦後レジームと呼ばれていますが、その原因を簡単に説明すると、米国が大東亜戦争で行った数々の戦争犯罪を正当化させる為に言い訳作り、これに尽きます。戦場で兵士が名誉の戦死を遂げるのは当然ですが、主に民間人を標的にした原爆投下や無差別爆撃などの虐殺は、単なる国家犯罪です。
『戦争犯罪の事実を受け止められるか否か』
だから米国では、NYタイムズなどが良い例ですが、むしろ人権などを尊重するサヨク・リベラルの方が、日本の歴史問題を殊更に強調する訳です。本来はサヨクが率先して国家犯罪を認めるべきでしょうが、それが出来ないのです。建国以来の歴史を振り返れば、米国ほど血塗られた暗黒史を抱える国はありません。
『米国が罪を認めれば戦後は終わる』
それ故、韓国ガーとか、中国ガーとか、左翼ガーとか、自称保守の連中が大騒ぎしていますが、歴史問題などは、総ての元凶はアメリカなのです。それ故、米国が自らの罪を認めて歴史の事実と向き合う事が出来た時に、日本の歴史問題など消えて無くなります。重要なのは、自らの犯罪を認める米国の自主性です。
『オバマ訪問は自発的謝罪の第一歩』
その意味で今回のオバマ大統領の広島訪問は、自らの戦争犯罪と向き合う準備がアメリカで始まったと考えるべきでしょう。それ故、米国が原爆投下で謝罪するのは、もっと長い時間が掛かる話であり謝罪は自発的にしてこそ意味が有ります。しかし、それでは歴史問題などで日本が当分イジメを受ける状況が続きます。
『米国に頼らず自主防衛を強化せよ』
しかし、これ以上、祖国が屈辱を受ける事は避けたいと思う方も多いでしょう。それには米国からの政治的な影響力を少なくするしか無いのです。方法はただ一つで自主防衛を強化する事に限ります。米軍基地を無くし、あらゆる国防力を高める事が、憲法改正などよりも遥かに重要な戦後レジーム脱却への近道なのです。
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