NHKBSで放送している「奇跡のレッスン」という番組があるのですが、見ている方も多いかと思います。
私は、一度見たら面白くて、この番組だけは、ビデオに撮っています。
スポーツ、音楽など、いろんな分野にわたり、世界の最強コーチを迎えて、日本の子供と一緒にレッスンを進めていくと、子供たちがどんどん変わっていく過程が素晴らしいのです。
その中で、アートのコーチをイタリアから迎えて、子供たちとレッスンした様子は、アートが人の成長に大きな力を与えていることを、目の当たりに見せてくれました。
抜粋して、紹介しします。
アートを使っての人間教育とは、
自分の頭で考え、他人を尊重できる人間に育てること。
考える時間を与えないと、根っこのない人間になってしまう。
感受性が育たないと、他の人と協力し合うことができなくなる。
自分の失敗を受け入れない弱い人間になってしまう。
人と違うものに挑む心を育てる。
他の人のアイデアにヒントをもらうと、新たなアイデアが湧いてくる。
創造力を大きく広げる。
よく観察して、違いを感じ取ると、たくさんの発見がある。
違いを整理して、違いが出せれば、想像が無限に広がる。
観察することで、色々なことがわかり、思い込みから解放する。
心を解き放ち、頭に出来上がっているイメージを新しくする。
固定観念を崩して、新しくする。
新たに知ったことをつなげて、考えを広げていく。
異質なものを受け入れ、さらに自分の個性を加えて、新たなものを生み出す。
みんなの力を自分の力に。自分の力をみんなの力に。
新たな発見を促す毎日に。
アンテナを張り続ければ、広い視野が持てる。
自分の考えを育て、想像力を膨らませていって欲しい!
番組を見て、アートで子供の五感を刺激していくと、たくさんの感情が引き出されて、そこからアイデアが生まれて、子供自身が考え、変わっていくことが良く伝わってきました。
これは子供に限らず、大人にとっても同じことが言えると思います。
上手く描くとか作るとかではなく、自分の五感を使って製作してみたり、
様ざまな作品に触れることで、違いを発見したり、固定観念から解き放されたり、
新たな考え、アイデアが浮かんだり、、と、視野が広がったり、自分自身が変わっていくかもしれません。自分が関わる世界も広がり、大きな力になるかも知れません。
アートの力、もっと見直していきたいし、人の成長にも、暮らしにも、大きな力を与えてくれることを改めて、大事にしていきたいと思いました