電池を安くする新材料 | 晴彩のブログ

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 ますます充電池の需要が大きくなりそうです。東工大が新型電解質材料を発見したそうです。テレビでも報じられた様ですが、その前に日経テクノロジーで書かれています。→

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/071308349/

 

 短いし、私の要約ではイマイチ、イマニなので転載をします。

『 東京工業大学の菅野了次氏(物質理工学院 応用化学系 教授)の研究グループは、全固体電池のコストを大幅に引き下げられる新しい電解質材料を発見した(写真、図1)。高価な原料を使わないで、Li(リチウム)イオン2次電池を上回る性能(充放電速度)を得られる。生産時や使用時の安全性も高めやすい。量産時における電解質材料のコストは、同氏らが開発した従来の全固体電池向け材料の1/3以下にできる見込みがあるといい、電気自動車への採用の前倒しにつながりそうだ。

  新材料は、菅野氏らが2011年に発見した「LGPS物質系」から派生させたもの。液体中でLiイオンを伝導させる既存のLiイオン2次電池用電解質材料とは異なり、固体中でLiイオンを伝導させる点では、LGPS物質系と変わらない。すなわち、結晶格子中をLiが連鎖状に分散していてLiイオンが移動しやすい構造を持つ。

 ただし、これまでに発見されたLGPS物質系は、高価なGe(ゲルマニウム)を含んだ材料(2011年発表のLi10GeP2S12)や化学的安定性に劣るCl(塩素)を含んだ材料(2016年発表のLiSiPSCl)だった。このうちClを含んだ材料は、既存のLiイオン2次電池の電解質材料よりもイオン伝導率を2倍以上高くできるものの、生産時の組成制御が難しい。

 今回の材料は、GeとClの代わりに、安価かつ化学的安定性に優れるSn(スズ)とSi(シリコン)を使った。イオン伝導率はClを含んだ材料には劣るが、Geを含んだ材料並みに高い。依然として安全性の面で不安要因となり得るS(硫黄)を含むが、SnはSと反応して大気安定性に優れるといい、この面でも安全性を高めやすい。液体を使わない点で安全性に優れる全固体電池をさらに安全にでき、例えば電気自動車メーカーにとって導入の不安要素が減る。

 新材料を発見した探索経緯から、SnとSiを含有させると、さらに優れた材料を今後発見できる可能性が期待できるとする。SnとSiの組成比だけではなく、Li、P、Sまで含めた組成比の探索余地があることが分かったためだ(図2)。全固体電池のポテンシャルを十分に発揮させる成果が期待でき、「(Clを含んだイオン伝導率が過去最高のLGPS物質系を)上回る材料を発見できる可能性がある」(菅野氏)。 』

 

 以上です。再生可能発電で電池で電気を蓄積して原発は無くしましょう。

原発利権