手織りの迷えるコヒツジシリーズその1 一歩前に進むには
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Shopの営業時間内で随時一日体験やワンポイントレッスンなどをしているので、いろんなお問い合わせをいただきます。
電話で話していても何が希望なのかよくわからない場合もありますが、それを野生の勘でかぎ分けるのが重要??
先週のブログで紹介したこちらSさんは 高機体験が希望と言っていた
でも実際にあってお話ししてみたら、
今持っているものはもらい物のさおりの織機
『手織り大全』片手に平織り・畝織り・千鳥・網代と織り進んでみたけれど、その先は
4枚ソウコウ織機じゃないとできないY(>_<、)Y
って思い込んで
高機を買うしかない(TωT)
という決意満々(● ●)さん
でご来店。
でもお話ししてみて、Sさんの希望する範囲ならさおりの織機だってまだまだ十分楽しめる
ということで、卓上織機でいくつか柄織りを体験。
迷えるコヒツジをひとり救う
先週いらしたのKさんは、電話で高機体験希望と言っていた。
でもすでに織機はお持ちで
自分でたて糸はかけられます
という。。。。
卓上の教室は2年通ったけれど、高機は独学なので織り方とかいろんな点で不安
と言うので、何か具体的に織ってみたいものはありますか?
と聞くと、
織り図は理解しています
という。。。。
と書くと、じゃあ何をしに来るの?と思う方も多いと思いますが、
いやいやじつは 知識が先にあって迷路にはまっちゃったコヒツジは高機・卓上にかかわらず、とても多い。
とにかく直接話をしてから対応すればいいと思って、時間を決めていらしたのは
しばらく前のブログでシステムコードについて悩んでいたkyokoさんでした。
名前と顔は一致しないけれど、ご来店も初めてじゃないし、凸さんの生徒さんでもあったので、面識はありました。
簡単に説明すると、リビングアート手織倶楽部のカリキュラムに沿って2年間朝日カルチャー新宿で凸先生に学んだらしい。
その後カルチャーはやめちゃったけれど、縁あって4枚ソウコウの高機を昨年夏に手に入れ、以来独学で今日にいたるらしい。
作品もたくさん
持ってきてくれましたよー(^O^)/
こちらは杉綾マフラー
さすが凸さんにところに2年通っていただけあって、耳も揃ってとってもきれい。
こちらフェイスブックに載せたら、注文が舞い込んできちゃったと言う千鳥格子マフラー
↓
半分無地のこのデザインは『手織りを楽しむまきものデザイン150』の33ページに掲載されています。
↓
ところでのkさんのご希望はサクサク織れるようになりたいと言うことなのですが、高機・卓上にかかわらず上達する一番の近道はとにかく数をこなすこと。
ただし、ただ織ればいいってモノではなく、考えて織ること、うまくいかなければやり直すこと、サンプル織りをすること。
kyokoさんにも
かわり糸を頼ってはいけない。
とりあえずは福袋禁止
とアドバイスしました。
福袋を売っている人がいたらごめんなさいm(_ _ )m
でも福袋ってお得だけどいらないものもたくさん入っている。
でも手に入れちゃったので そのあまり使いやすいとは言えない糸を消費しようと結果的に中途半端なものをつくってしまう。
柄を理解して、密度も整った織り地にしたいならまずは単色のストレートヤーンで学習するのがオススメ
たとえば並太毛糸なら30羽、中細毛糸なら40羽50羽など、密度のあっている組み合わせの糸。
出来れば同じメーカーの同じ糸を用意しておいて、作品を織る前に必ず10cm四方でいいからサンプル織りをする
別に私の本でなくても海外の本とかでパターン集って色々あるじゃないですか。
その中からどれか1冊決めて、片っ端から同じ糸でひたすらサンプル織りをしていったら、すごい勉強になると思うし、写真ではわからないその織りの効果も見えて応用がきくようになると思う。
さっきの綾織りバリエーションですが、布が隙間を開けて2枚になっていたのにおきづきでしょうか。
↓
たぶん矢印の方が織り始めだと思うのですが、その部分を拡大するとこの状態
↓
たぶん一生懸命たて糸を掛けて、織るところまでたどり着いて、織り始めたのはいいけれどよこ糸の密度が一定ではないのでまっすぐの斜線を描くはずの綾織りが乱れている。
たぶんそれが気に入らなくて、隙間を開けて仕切り直しで織りはじめたのだと思われる。
この練習を踏まえてこちらの布地は織ってあるから
とってもきれい*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
サンプルを織ってから本番に入る、とってもいい例です。
ところでカルチャーセンターのいい点ってなんだと思いますか?
まずはもちろん知らないことを教えてくれるところ。
同じテーマでも人によってしてくる工夫が違うから、それらがとっても刺激になること。
それと他人の評価を受けること。
一人で織っていて、特に見せる人がいないと
まっいいかぁー
で済ませちゃうけれど、みんなに見せると必ず一人くらいミスを指摘する人がいたりする。
たとえば上の綾織りバリエーションにしても、教室に持っていってみんなに自慢するなら、乱れた織り地の練習部分は潔く切り捨てるのが
上達の境目
こちらは一番最初の杉綾画像。
ピンクの矢印部分と黄色い矢印部分で房の撚り具合がかなり違う。
これを
まっいいかー
と思うか やり直すかが、上達の境目
kさんは
きちんと織ったつもりだけれど、自分ではこれがあっているのか間違っていいるのかわからない。
柄はこれであってますか?
と聞く。
この柄の入り方からして、このハックレースは4枚綜絖ではなく、毎段拾って織ったもの。
この白いポチポチは福袋の中に入っていた変わり糸を挟んだそうなのだけれど、
バランスよく挟んであるし、効果的だし、
柄もあっているのではなかろうかと思ったけれど、私の視線は別のところにク・ギ・ヅ・ケ
↓
ここは平織り部分なのですが、波を打ったよう模様になっていたので、何か別の織り方をしているのかな??とまじまじ見ちゃいました
これってkさんにも言ったのですが、糸の太さにに対する綜絖密度があっていない。
これはうちのハックレースマフラー
柔らかいマフラーですが、平織り部分はきっちり織れています。
↓
自分で買った糸でオリジナルの作品をつくるとなると密度も糸量も自分で考えないといけない。
もし糸を多めに買って長めにたて糸を掛けたなら、まずは平織りでサンプルを織る
ちょっとゆるいなと思ったら、めんどくさがらずに筬を変えて巻きなおす。
密度が緩めなので柄がはっきりしませんが、別の糸で構わないので適正な密度で織れば、間違っていれば自分でも一目でわかるはず
ちょっと緩めだけれど、まっいいかー
これでハックレース攻略ー(^O^)/
って納得しちゃうか、もう一度織りなおしてみようと手を動かすかが、
上達の境目
まっいいかー禁止と自ら律することができるかが
上達の境目
自分の耳も痛いぞぉーY(>_<、)Y
いろんなアドバイス??なのかおしゃべりなのかで終わっちゃうのもつまらないので、
ブログを見てもうまくできなかったというリンゴ巻きを学習していただく
火曜店長曰く、
いろんなものをしょっているって感じですねぇ
一度のブログでは紹介しきれないもっとたくさんの作品を持ってきてくれました。
また゛高機を手に入れて1年にならないのに、こんなに努力して素晴らしいです(^O^)/
独学って、自分で自分のお尻を叩かないといけないから大変だけれど、これからもがんばってくださいねー
いつもありがとうございます。
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