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某カルチャーセンターでアシスタントを務めるYさん


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Yさんはものすごくわかりやすく丁寧に生徒さんの質問に答える達人です。


この前も生徒さんが房撚り器を買ったのはいいけれど、今一つ使い方がわからないと質問をされると非常に適切なアドバイスをされていました。



こちらが

房撚り器
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なかなか感動的だったので、その説明の仕方を再現フィルム風にアップしてみます。



まずは房撚り器を使う前の体制作りが重要


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●織布はその布端が机と平行で、少しはみ出した状態で置く。
●布には必ず重石を乗せる

●房があまり長すぎたり不揃いだったりするとやりにくいので、適度な長さでカットする


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●次にほつれ止めを切るけれど一気にほつれ止めをとってしまうは布端が緩むことがあるので何か所が切れ込みを入れて ほつれ止めをとった部分を撚り合わせしてから次のほつれ止めをとる


20cm幅のマフラーなら2か所くらいの切れ込みでOK


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このたて糸は水色と茶色が一本置きにかけられています。

房は何本ずつ撚り合わせても構わないけれどたとえば一例として30羽で20cm幅→60本なら6本ずつとか・・


例えば千鳥格子ならたて糸は2本ずつの縞だから2本と2本の組み合わせで4本で撚り合わせるのが一般的。


とりあえずここでは6本という設定です。

その6本は端から3本3本で撚り合わせてもいいけれど、一本置きに色の違うたて糸なので水色と茶色に分けました。

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単純に端から3本3本と色分けした場合とでどう違うかというとこの状態

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このたて糸みたいに一本置きに色が違う場合、端から3本ずつで組み合わせると右側みたいに色が混じってあまりきれいではない。


色を分けたのが左側

クリスマスオーナメントの杖みたいというべきか 床屋さんの看板みたいというべきか  2色の撚り合わせが一つのデザインとなる。

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ちゃんと根元まで撚りが入っていれば隣同士の糸ではなくても根元が浮いたりはしない。



そしてようやく本番の撚り合わせ

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房撚り器は大小二つの木片がつながっていて、大きい木片の先に洗濯バサミがふたつ付いています。

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水色と茶色とそれぞれの毛糸を洗濯バサミに挟み、くるくると回していきます。


●この時房はある程度引っ張られた状態で作業する

 たるんでいると撚りが均等に入らない。 

引っ張っても織布が動かないようにするため重しが必要なんですね。

●そして同じ条件で房撚りをするために織布と机を平行に置く必要がある

 大体の目視でいいのですが、この場合だとそれぞれ根元から15cm位のところに洗濯バサミをつける
 片方が15cmなのにもう片方が18cmでは均等にはならないでしょ

●まわし方ですが、大きい木片を左手で挟むように持ち、この木片は動かさない。

 動かすのは左手で持った小さい木片のほうだけ

 二つの木片を平衡に持って片手だけを動かすとくるくる回転します。


●回転数

これば目安です。数が多ければきつい撚りとなる。

で一例として ここでは15cmに対して10回転させ、この後の逆ねじりも10回転にしました。

目安を自分なりに決めておくと房全体の撚り具合が均一になります。


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●回転方向

リビングアート手織倶楽部のテキストでは、初めにもともとの糸の撚りをほどく方向に回転させて、一緒にしてから撚りがかかる方向に回転させると書きました。


でもじつを言えばどっちでも構わない。

人によって違うので統一したほうがわかりやすいかなーと思ったまで。


ちなみに撚りが強くかかるほうに先に回転させるほうが 同じ回転数で作業した場合強く撚りがかかる傾向があるというくらいの違い


●そしてこれもポイント

それぞれの房に撚りをかけたら洗濯バサミから外して2本を片手で持ち、もう片手の指で撚りを根元まで均一になるように移してあげる


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どうしても撚りは手元のほうにたまりやすいので織布側の根元までしっかり撚りがいきわたるようにする

これが根元まできっちり均一で撚りをかけるポイント

この根元まできっちりにするために机から少しはみ出したくらいの位置に織布を置いたほうが作業しやすいわけです。



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●次に2本一緒に一つの洗濯バサミに挟んでさっきとは逆方向に10回転させる

そしてほどけないようにいったん束ねる




これはシルクのストールです。


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なんと面倒臭いことに2本ずつで撚り合わせてあります。


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手で撚り撚りしながらいろんなことをぼぉーっと考えている時間が好きドキドキ


という方もいますが、これを全部手でやっていたら指も手のひらも肘も疲れちゃう。



これはコットンストール


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根元で縛るだけでもいいけれどやはり多少糸自体がほどけてくる



ちなみに房撚り器にはこの洗濯バサミ状のものが4つついているタイプもあります。

4つついていれば4色でのきれいな撚り合わせの房ができます。

でもそれって房のために限られたたて糸パターンにするか増毛するときに限られてくる

洗濯バサミ2個タイプでも撚り合わせた房でもう一度撚り合わせれば同じことが可能。

じつは私も4個タイプを持っていますが、使うことはほとんどない。

2個タイプで十分だと思うのだけれど…

で この話はまだ続きがあるのですが、


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なんだか長くなってしまったので、続きはまた明日。


明日は撮影

お花屋さんとか、マーケットとか撮影材料をかき集めてこなければならないのだ走る人DASH!


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