草木染めの日光堅牢度について+12色はマツヨイグサ | 箕輪直子オフィシャルブログ

草木染めの日光堅牢度について+12色はマツヨイグサ

当然ですが、すでに一仕事済ませています。


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それにしても夏休みでよかった!

だってうちの前の道は近所の小学校の通学路なんですよ。

小学生なら触りたくなりますよね。 このサンプル・・・・



では今日の12色

マツヨイグサビックリマーク          



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宵待ち草(ヨイマチグサ)だと思っている人もいるかもしれませんが、正しい名称はマツヨイグサです。

由来は 夕方になると花が開き、朝日とともにしぼむから

日本人の情緒に訴えますねー



では本題

昨日はスタッフとともに重要な検討会議を行いました。


検討案件はこちら


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半分隠して天日干しした染色サンプルです。


変色したものを集めてアップで撮ってみました。


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わかるかな??


JIS規格の染色したものに対する堅牢度検査票なるものがありまして


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通称 ブルースケールとかグレースケールとか言います。

日光に対してとか 洗濯に対してとか、 堅牢度にもいろいろありますが、今回は陽射しに関しての検査をしてその結果を秋に出る本に載せようと思っていました。


と言っても上のぶれぶれになってしまった画像で説明すると 紫外線の堅牢度は10段階に分かれていて ブルーの布切れがその基準なのですが、丸一日天日にさらしてどのくらい変化するかをはかるものです。

これがですね。じつはなんと判断基準が目視目なんですよ。

もちろん専門機関もありますが、人に頼めるような半端な量ではありません。



「ア・ウィーク調べ」ということで自分たちで1~10に分けるのは無理があると最初から思っていたので○△×の範囲でと作業を進めてきたわけです。


でもいくつか問題が・・・


今回の染色サンプルは サンプルをつくる基準として媒染する→染色するを一回ずつのみにしました。

※このブログを最近見はじめた人はブログをずっとさかのぼってみていくと書いてあります。

  ただし毎日更新なのでそこに遡るまでには相当な努力が必要です。


下処理していないコットンなんてほとんど染まっていないものもあり、判断のしようがありません。


それに草木染めの糸は 日光にあてると褪色する つまり色が褪せると思っちゃっている人も多いと思いますが、柿渋と一緒でタンニンを多く含んでいるものの中には逆に濃くなるパターンも結構あります。


いろいろ検討した結果、一つ一つに印をつけるのではなく 

0プラスマイナス5で評価することにしました。


自然光がよく入るところで10本ずつ並べ 変化のないもの、つまり良好なものが0

 

色の薄くなったものはマイナス1とか2とか3とか

逆に濃くなったものはプラス1 とかですね。


このプラスマイナスは全体が変わったもののみにつけ、部分的に差の出たものは

例えば これはみょうばん媒染が弱いとか ウールに変化がみられるとか

コメントとして残しておいて これを図録の原稿の中に加筆していくことにしました。


昨日その作業を120本やったらへとへとあせる

加筆作業はまだこれから・・・汗


おっおぉー ヾ(@^(∞)^@)ノ晴れ晴れ

さいたまは いい陽射しが出てきましたよぉー


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