この山に限らず野山を歩くのは楽しいですね。
私は中でも草花や風景を楽しみにしています。
クリンソウ、マイヅルソウ、オサバグサ、タチカメバソウ。たぶんね(^^ゞ
人知れずひっそりとかわいらしい草花にも癒されます
そしてレアものを発見。タガソデソウです。
誰も気にして見ていかないので、よくある私の勘違いかなと思っていましたが、間違いなくタガソデソウです。
環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種Ⅱ類に指定されていて、長野県、山梨県、岐阜県でしか見られない貴重なお花です。
長野県内では比較的見られるので、準絶滅危惧の指定になっています。
とはいえ箕輪町で見ることができるとは本当に感動しました♪もっといっぱい写真を撮ってくるんだったと後悔していますが、また行けますからね(^^ゞ
さて歩いていくと小さいながらも滝も。これが帯無川になり田んぼの貴重な水を供給してくれるんですね。
そしてほぼ山頂付近では、その帯無川の源流が。
ブナ太郎に別れを告げた後、この水をペットボトルに汲み持ち帰り、夜には焼酎を割っていただいちゃいました♪あまりにもおいしくて、おかげで飲みすぎました~(^^ゞ
さて風景です。萱野高原や箕輪ダムがとても低い位置に見えます。
奥のほうには八ヶ岳連峰が。
木下区一の宮の直線道路がはっきり分かりますね。そして「く」の字になっている林の間を先ほどの帯無川が流れ、天竜川へ入り、そして長旅を終え太平洋へと。そう考えるとたかが水ですが感動しちゃいます(^^ゞ
さて、最初に書くべきでしたがこの木下区のブナ林は、長野県内の南信(南部=名古屋より)では、現存する中では最大規模と、県林務課の職員も言っていました。
そして樹齢250年のブナ太郎は最古とも。
ブナ太郎だけでなく、多くのブナの木に感動です♪
箕輪西小学校の児童は授業でここに来て木登りしたりしているようです。素晴らしい授業だと思いました。
というのもこのブナ林も先人が残してくれたもの。
実はここだけでなく長野県中多くのブナ林があったそうですが、薪への活用や収益向上のため樹種転換をした歴史があるそうです。
そんな中木下区の先人が「ここだけは残そう」っということで、現在に至っています。
そのお話を聞く中で、目先の利益だけでなく、後世に何を受け継いでいくべきか考えさせられました。
昨日書きました選挙出前授業でも、今だけでなく後世に対しても責任があるんだよなどと語りました。このブナ林見学会を通じて私自身多くのことを学ぶとともに、箕輪町には知られていない資源がまだまだあるなと感じたところです。