皆さんは、『M&A・組織再編』についてどのようなイメージを持たれていますか?
「乗っ取り」、「ハゲタカ」などあまり良いイメージを持たれていない方もおられるのではないでしょうか。
しかしながら、それほど悪いものでもないのです。
ちなみに、M&Aは、「Merger and Acquisition」のことで、企業の合併・買収のことをいいます。
会社が大きくなっていく過程で、ゼロから新規事業を立ち上げるのは時間もコストもかかりますし、リスクもあります。
購買力をつけたり、未進出のエリアに進出していくことも必要となってきます。
一方、業績が悪くなってきた時に、不採算部門を切り離したりする必要が生じるケースがあります。
さらに、現社長が高齢等の理由で、子どもや親族、役員や従業員、外部から招く経営者への事業承継を考えた時に、良い人が見つからず、他社に株式を買い取ってもらうこともあるでしょう。
このような場合、『M&A・組織再編』を用いることにより、時間を削減でき、コストやリスクを引き下げることが可能になります。
購買力がつき、地場の特性をすばやく手に入れることができ、競争力が高まります。
不採算部門を切り離すことにより、会社の危機的状況から脱することができますし、外部に株式を売却することにより、従業員およびそのご家族も守ることができます。
よって、世の中では、『M&A・組織再編』は頻繁に行われているのです。
『M&A・組織再編』の手法としては、以下のようなものがあります。
①合併(がっぺい)
②会社分割(かいしゃぶんかつ)
③事業譲渡(じぎょうじょうと)
④株式譲渡(かぶしきじょうと)
⑤株式交換(かぶしきこうかん)
⑥株式移転(かぶしきいてん)
⑦第三者割当増資(だいさんしゃわりあてぞうし)
これらについては、明日以降、書きたいと思います。
少しは、『M&A・組織再編』に対するイメージは変わりましたか?