知らないうちに利用している人の多いツールです。
Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB16-36)(CVE-2016-7855)
最終更新日:2016年10月27日
※追記すべき情報がある場合には、その都度このページを更新する予定です。
MyJVNバージョンチェッカによる最新バージョン利用の簡易チェックが行えます。こちらからご利用ください。
動作環境にJREを使用しない「MyJVNバージョンチェッカ for .NET」も利用可能です。
概要
アドビシステムズ社の Adobe Flash Player に、ウェブを閲覧することで DoS 攻撃や任意のコード(命令)を実行される可能性がある脆弱性(APSB16-36)が存在します。
これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンが制御されたりして、様々な被害が発生する可能性があります。
既に、当該脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとの情報があるため、至急、修正プログラムを適用して下さい。
対象
次の Adobe 製品が対象です。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime
23.0.0.185 およびそれ以前のバージョン (Windows、Macintosh) - Adobe Flash Player for Google Chrome
23.0.0.185 およびそれ以前のバージョン (Windows、Macintosh、Linux、Chrome OS) - Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11
23.0.0.185 およびそれ以前のバージョン (Windows 10、8.1) - Adobe Flash Player for Linux
11.2.202.637 およびそれ以前のバージョン (Linux)
対策
インストール有無の確認
次の URL にアクセスし、Adobe Flash Player のインストールの有無を確認する。
https://www.adobe.com/jp/software/flash/about/
なお、一つのOSにおいて複数のブラウザ(*1)で、それぞれAdobe Flash Playerを利用している場合は、各ブラウザ毎に、Adobe Flash Player のインストールの有無を確認して下さい。
- Adobe Flash Player のインストール有無を確認
更新プログラムの適用方法
次の URL にアクセスし、Adobe Flash Player の最新版をインストールする。
https://get.adobe.com/jp/flashplayer/
Google Chrome は、Flash Player の機構を統合しています。
(ただしPPAPI版がインストールされている場合には統合版のFlashではなくPPAPI版が動作しているケースもあります)
次の URL を参考に、最新版にアップデートをするなどの対処を実施してください。
http://googlechromereleases.blogspot.jp/
Windows 8.1/10 用 Internet Explorer 11 および Windows 10 用 Microsoft Edge は、Adobe Flash Player の機構を統合しており、Adobe Flash Player 単独でのアップデートはできません。
アドビシステムズ社からは、Windows 8.1/10 用 Internet Explorer および Windows 10 用 Microsoft Edge に統合されている Adobe Flash Player については、自動的に最新バージョンの 23.0.0.205 に更新されることが案内されています。
- 1.Flash Player のアップデート方法
- 2.Google Chrome のアップデート方法
- 3.Internet Explorer および Microsoft Edge のアップデート方法