晩秋の猫旅~日光に行ってきた、その4
3日目前半
ここは、中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来。
かつて湖であったものが湿原化したもので、400ヘクタールの広大な面積。
壮大な風景が広がる中にいたら、北海道のサロベツ原野に迷い込んで方向感覚を失い、おまけにバイクがガス欠で、泣きながらリザーブに命をかけて暗闇のあぜ道を走り、ようやく一軒の農家を見つけて転がり込んで助けてもらったという、若気の至りを思い出した。
あの時の風景にクリソツ。携帯とか無い時代だったから死ぬかと思った。
朝起きてすぐに、着替えもせずに出発した。
湖に汚水を流さないという町のポリシーがあり、公衆トイレに水道が無い。(消毒液のみ)
水が使えないのは致命的。
前日来た道(日本ロマンチック街道)を戻り、右手に中禅寺湖を見ながら日光へ走る。
関東の霊場、山岳信仰の二荒山神社をお参り。
ピラミッド型の御山っていうのは太古の昔から神秘的な存在で、人々は霊力を受け取り、そのまわりに神々を祀る神社を建てたんでしょう。
日本は本当に美しい
中禅寺や華厳の滝など寄りたいところがいっぱいありすぎて、でもキリがないので
一服してから午前中のうちに東照宮へ向けて出発した。
~つづく