グルテンフリーの流れで、図書館リクエスト。半年近く待ちました。

小麦は食べるな! Dr.ウィリアム・デイビス著、白澤卓二監訳

ちょっとラジカルな主張ですが、それなりに論文の裏付けもあり。
反対の意見も目を通したうえ、という前提にはなりますが、小麦ものを食べて、変だなという方は、一読の価値ありです。

◆現代の小麦は、遺伝子操作をしており、その結果として身体によくない成分も増えてしまった
  →よって小麦は食べない方が良い。

という主張です。

それ以外は、高校生物を復習しながらがいいかも。というちょっとサイエンスなノリです。
(わかばは生物専攻なので、かろうじてついていけました)

個人的にツボだったのは、下記の①②。

①パンコムギ(今、パンに使われている種類)のでんぷんについての記述。

炭水化物を構成するアミロペクチンのかたちによって、ABCと三種あるのだそう。

・アミロペクチンA 小麦(もっとも消化されやすい=血糖値上昇)
・アミロペクチンB バナナ、ジャガイモ
・アミロペクチンC 豆(もっとも消化されにくい)

ということで、同じカロリーでも消化のされやすさ、つまり血糖値の上昇のしやすさには差があるという点。GI値(グリセミックインデックス)にもつながるお話です。


②パスタ(デュラムコムギ)について
パスタのGI値は、食べてから2時間の値をはかったもの。(GI値の測り方がそうだということですね)
しかし、パスタは摂取後4-6時間も血糖値を高くする性質がある。とのこと。
これ、わかば自身の体感としてすっごくわかるんですよね。
疲れているときにパスタを食べると、多分血糖値の具合で、体調を崩すことがあるので。

ただ、小麦全てが同じ強さで作用するわけではなく、デュラムコムギとパンコムギは違う種である、とか、そもそも論がクリアになったので、その点からもよかったです。

過去記事で書いた、グルテンフリーダイエットでは、GI値や血糖値のことよりも、グリアジンという中毒性の物質についての印象が強かったのですが、小麦の血糖値についても気をつけなくては、と気持ちを新たにしました。


巻末には、

・好きなだけ食べてよい食品
・量を制限
・めったに、もしくは絶対にNG
の食品リストがありますので、ここだけチェックするのもあり。


なお、現在国内では、遅発型フードアレルギーの検査や、セリアック病の検査は、保険適用外となっています。現状わかばは、自費で受ける予定はないのですが、副腎疲労にしても小麦にしても、調べればなんらかの数値が出る可能性はあると思ってまして、引き続き情報は集める予定です。


年明けから、本はたくさん読んでいたのですが、なかなかブログアップまで至らず。
今年も、ぽつぽつと本の感想アップしてまいります。


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