首のいわかん、いいよかん。 | 20代よ、甲状腺とともにさらば。ーコウジョウセンがありませんー

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「甲状腺がんかも…?」
とヌルっとしたがん宣告をされてから、病状や入院・手術などの情報収集にとても役立ったのが、同じ病気の方々のブログでした。
一昔前の大ヒットエッセイ「も○のかんづめ」のように、バカバカしくてくだらない闘病日記をボチボチ更新していきます。

前々回のブログにて弱音を吐いていた私は、定期健診の時期には少し早いものの、病院へと行ってまいりました。

症状のおさらいをすると、

 

・切った左の声帯のあたりに小骨(推測するに鰯程度)が刺さったような違和感

・左の首の痺れが強い

・痺れが胸(貧乳)の辺りまで広がっている

・首が苦しい(生活も苦しい)

・首をかばっているからか、肩が以上に張る

・肩が張るので頭痛が酷い

 

といったもの。

こうやって箇条書きにすると、何だか結構大変そうですが、

とにかく手術にて首を掻っ切ったところに結構な違和感を持っているのです。

 

そんなこんなで混雑している病院へ行き血液を抜かれ、待つこと2時間。

「そういえば、先生に何て言おう。首に違和感って言っても伝わるかなぁ…」

と、色々と考えながら診察室へと入る私。

 

「調子はどうですか?」

と聞かれ、いつもは問題ありませんと答えてすぐに終わる診察ですが、今回は、

「調子が悪いのでご相談を…」

と言い、首の違和感を伝えると、

「何か悩み事とかあるかな?」

といった意外な質問が。

 

悩み事…

悩み事…

悩み事…

 

・先月、旦那の勤め先が倒産しました

・数日前、親しくしていた方が亡くなりました

 

やはりこうやって箇条書きにすると、かなりヘビー。。。

今はもう大丈夫ですが、実際に勤め先が倒産したときは慌てたし、

訃報を聞いたときは頭が真っ白になって、その日一日何も手につきませんでした。

多分、自分が思っている以上にストレスが身体にかかっていたのかもしれません。

 

で、その後触診をしてもらったのですが、さすが専門医。

触るとこ触るとこ、

「あぁ、あんた分かってるねー」

といったように腕の良いマッサージ師に当たった感じで、痺れている場所を当てる先生。

どうやら、こういった症状はありふれているようです。

 

お話によると、手術の際に抹消神経はどうしてもダメージを食らうので、

違和感や痺れが起こるとのこと。

実際に手術を受けた方であれば、この感覚、分かるかと思います。

 

けれども時間とともに違和感に慣れてしまうのですが、

ストレスなどがかかると、皮膚感覚が敏感になるというか、強張るというか。

とにかく身体がどうこうではなく、気持ちの問題のようです。

 

この症状の改善法としては、

①抗不安薬を飲んでみる

②漢方を続けてみる

③そんなもんだと放置する

といった三択らしいのですが、③に関しては改善法ではなく放置。

そんなこんなで、漢方薬をいつもの薬に追加することにしました。

 

まだ飲み始めて数日ですが、明らかに違和感が少なくなった気がします。

数日前まで肩に乗っていた重い何か(ミッキー吉野ほどの重さ)が、なくなりつつあります。

 

ということで、同じような症状がある方は、主治医に相談してみてはいかがでしょうか。

甲状腺の術後あるあるでした。