ニューヨークのウォール街で行われ、

各地に飛び火しようとしている、「平等」を求めるデモについて。



CNNによると、


このデモを支持するアメリカ人は27%、

支持しないアメリカ人は19%

そして、特定の意見なしが54%とのことです叫び




この運動を、自由をもとめる中東での「アラブの春」になぞらえ、

「アメリカの春」と呼ぶメディアもありますが、


求めているものが、「自由」と「平等」では、

まったく正反対ですビックリマーク


この運動は、「アメリカの春」などではなく、

「アメリカの冬」です。

アメリカの没落を象徴しているように思えてなりませんガーン




アメリカンドリームの実現をめざし、

夢と希望に心を満たし、

成功を夢見ることが許された国アメリカ。


成功して大富豪になる自由も、

失敗して乞食になる自由もあったアメリカ。




自分で道を切り開くことが、最上の幸せとされ、

自助努力が報われる国だったアメリカが、


アメリカでなくなろうとしています汗





この運動に対して、

民主党は支持を表明、

共和党は『階級闘争』と表現。



共和党のなかでも、

大統領候補として、

現在27%で最も支持を得ているケイン氏

(元外食チェーン経営者)は、


「職もなく、金もないなら、自分を責めろ」

ともっともなことを言っていますグッド!





「1%の金持ちが、99%の貧乏人を搾取している」

というようなことを、

このようなデモにおいてはよく聞きますが、


では、その99%の人たちの生活を支え、

給料を与えてくれているのはだれでしょうか?



デモ参加者が毎日、生活をするために必要な物や食料を、

滞りなく市場に提供してくれているのは誰ですか?



ネットやツイッター、フェイスブックを使って

運動を拡散しているようですが、

それらを作った人は誰ですか?



そういう発明家や企業家の努力の結果としての富を否定はするのに、

恩恵だけは受けようとする

そのような卑怯な精神が許せません。






先日亡くなったスティーブジョブズは、

代表的な企業家でありました。


生まれ育ちから始まって、

逆境から何度も立ち直って成功をおさめた、

自助努力と企業家精神の塊のような人であったと思います。




彼は、スタンフォード大学でのスピーチの中で、

以下のように言っていました。




「過去33年間、私は毎朝鏡の中の自分に向かって

『もし今日が自分の人生最後の日だったら、

今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか』と問い掛ける。

そして答えが「ノー」の日が続いたら、

何かを変えなければいけないと思う。」



真剣に自分の心と向き合い、

自分の心の声に耳を澄ませる。

自分の使命と向き合う大切さを教えてくれています。



そこには、周りの環境や、他人のせいにするような時間はなく、

自分をどう変えることで現状を乗り越えていくのか、

という積極的で真剣な姿勢しかないように感じます。




そして、自分がこれからチャレンジしていく世界について、

以下のように言ってました。





Stay Hungry. Stay Foolish.

And I have always wished that for myself.

And now, as you graduate to begin anew, I wish that for you.



「ハングリーであり続けろ。愚かであり続けろ。

そして私は常にそうありたいと願ってきた。

そして今、皆が卒業して新たに歩みを始めるに当たり、

皆もそうあって欲しいと思う。」




ウォール街のデモに参加している若者が求めているものとは、

逆のものを求め、

そして世界に与え続けたスティーブジョブズの言葉が、

まだ人々の心に届くのであれば、

アメリカはまだまだその背骨を失ってはいない、

ということができるでしょう。



Stay Hungry! Stay Foolish!