動物管理センターの2階犬舎に暖房を! | 神戸市会議員 上原みなみ

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本日の代表質疑(その3)

動物管理センターの設備について質問します。

 今月、私は市会議員になって2度目の動物管理センター視察を行いました。場所が鵯越墓園の近くということもあり、寒々しく、前回同様、どうしても暗く冷たいイメージを払しょくすることは出来ませんでした。そして、最も心に残っているのは、譲渡対象として世話をされている犬と、保護期間中あるいは譲渡対象外の犬との明らかな飼育環境の格差です。

 1階で過ごす譲渡対象犬は、フローリングの床に毛布を敷いてもらい、自宅のリビングに置かれたゲージのような環境で過ごすことが出来ます。一方、保護期間中や譲渡対象外の犬については、吹きさらしの2階で、コンクリートの床、壁に備え付けられた鉄製の檻に入れられ、シャッターは閉められているものの、戸外同様の環境下に置かれています。その日の2階犬舎の気温は1度にまで下がり、床はもっと冷え込んでいると思われます。暖をとる唯一のものが檻の外に付けられた保温電球だけで、全体的な気温を上げるものではありません。

 どこで生まれたか、どんな環境で育ったか、雌か雄か、人懐っこいかどうかなど犬の性格等で命の差別をすることが、神戸市がとるべき愛護の姿でしょうか?そこで、動物管理センター2階の犬舎には、すぐにでも暖房を設置すべきと感じましたが、平成27年度予算に、局が必要経費として試算した1千万円の暖房設置予算が計上されることはありませんでした。是非、市長にも現状を視察して頂き、命の差別を見過ごして良いのかのご判断により、速やかな暖房設置をお願いしたいと思いますが、如何でしょうか。

<玉田副市長>

寒冷時の対策は複写式ヒーターや毛布を使っているが必要があれば検討したい。

動物愛護の観点から検討していきたい。

<上原>

私が視察に行ったときは、気温が1度、雪の降る日だったにも関わらず、毛布1枚使われていなかった。ヒーターというが、保温電球1個・・・鼻を近づけないと温かくもなりません。

<玉田副市長>

毛布やヒーターを使っていると聞いている。

<上原>

 保健福祉局が要求した暖房予算1千万円というのは、エアコンによるものですが、一番効率的なのは、底冷えする床を温める床暖房だと思います。民間団体が建設中のシェルターを見てきましたが、犬舎の床の一部分、犬が横たわるくらいの面積だけ、床暖房が施されていました。見積もりも見せてもらいましたが、埋設型の防水床暖房165千円~12万円くらいで、コントローラー等を入れても10ゲージ100万円前後の費用で設置できると思われます。是非、動物管理センターの飼育環境改善をお願いします。