私がおひとりさま(離婚)になるにあたり最初に考えたのは住まいのこと。

当時の選択肢は3つ。
①実家に帰る。
②賃貸に住む。
③家を買う。
さすがにそのまま住むという選択肢はありませんでした。

①実家に帰る。
ありがたいことに両親は健在。
私が戻る部屋もあり、両親は同居を強く望みました。
ただ現実も考えるとそう簡単にはいきません。
私が結婚のために実家を後にしたのは14年前です。生活スタイルは変化し、両親のスタイルとは大きな隔たりがありました。家族だからこそお互いを気づかいあって、かえってお互いが疲れてしまう懸念があります。
さらに問題は私が引き取る予定になっていた愛猫。実家は大の猫嫌い。「一歩も部屋から出さないで。できればすっとゲージに入れておいて。」
早々に実家に帰る案は立ち消えとなりました。


一般的な場合はどのようなことが考えられるでしょうか?

両親が健在な頃から実家に同居、あるいは賃貸暮らしののち実家に戻るケース。家賃がかからないのでコストは安くすみますが、別の問題が発生します。

例えば相続
兄弟姉妹がいた場合、もめることなく話し合いで実家に住み続けることができるでしょうか?
例えば家の修繕費
親の持ち家の場合、築年数は自分の年齢以上ということもあります。水回りなどのリフォーム費用の支出が多くかかる可能性があります。

現実的に考えると、
実家は何人家族用の大きさだったのでしょうか?
少なくとも両親と自分の計3人のための住まい。
場合によっては兄弟や祖父母まで、大所帯用の大きさではありませんか?
そして今後はおひとりさまのあなただけの住まい。
大きなおうちに一人っきり。
これは寂しいということだけでなく、効率的ではありません。
日々の管理や光熱費などが必要以上にかかる可能性があります。


住まい1つ。
なかなか難しい選択です。

このお話は次回につづきます。