※7/1 追記ありですニコ
「理由シリーズ」最終回……ではありません。
リーちゃんが続きを書いてくれるそうです!ラブ

このお話はyununo作「彼が叫んだ理由」のその後、蓮さんキョコさんサイドとなります。
こんな終わり方でいいのか正直わかりませんが、とりあえずキョコさんが笑顔なのでまっいっか!ぺこです!!
会話ばかりで読みにくいかと思いますがどうぞ!!



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「キョーコ。」
「はい?」
「父さんが倒れた。」
「え?!お父さんが?!どこがお悪いんですか?!」
「・・・・・・ひどい腹痛だって・・・・」
「・・・・は?」
「だから、腹痛。」
「え?腹痛?・・・あの、え?!」
「うん。キョーコが驚くのもわかるよ。普通ならあの父さんが腹痛くらいで倒れるはずないからね・・・だから、父さんのマネージャーとかうちのハウスキーパーたちに聞いてみた。」
「・・・・・」
「50人前のオムライスを食べたから・・・だそうだ。」
「・・・えっと・・・お父さんでしたらそれくらいペロリとお召し上がりになるかと・・・」
「なんだけどね。」
「あの・・・」
「ん?」
「以前、お父さんからママの作った食事は万人受けしないってお聞きしたことがあるんですけど・・・まさか・・・?」
「そのまさか・・・だね。」
「!!」
「父さんの食べたオムライス・・・名前は『ヘルシー&カラフルなジュリ特製“ヘブンリーレインボーオムライス”』だって。」
「は?」
「母さん命名『ヘルシー&カラフルなジュリ特製“ヘブンリーレインボーオムライス”』。」
「あの・・・ごめんなさい。オムライスにカラフルとかレインボーとかってあるんですか?」
「食に興味のない俺でもわかるよ。少なくともレインボーはないね。」
「カラフルもないですよ・・・でも、お父さんが倒れたのならママはひどく落ち込んでいるんじゃ?」
「それは大丈夫。あまりに素晴らしい料理を食べたから、まるで神の祝福を受けたかのように身体中が歓喜に満ちあふれたんだと言ってごまかしたらしい。」
「・・・・・お父さん、すごい・・・」
「キョーコ。これ見て?オムライスの材料だって。」
「材料、ですか?・・・・―――――――――――――っっっっ!!!」
「うん。ありえないね。食欲中枢が壊れている俺でもわかるくらいだ・・・」
「・・・カラフルな卵50個(殻入り)、チキン、フォアグラ、キャビア・・・鴨にラム、サーモン、ティラピア、プライムリブ・・・プライムリブってなんですか?」
「厚切りカットのローストビーフ・・・かな。」
「・・・・っ・・・それはまたボリュームたっぷりな。えっと。そうそう!お野菜はっと!玉ねぎ、にんじん、ピーマン、マッシュルーム・・・普通、で良かった・・・って。え?ピザ?ピザって野菜じゃないですよね?」
「アメリカの給食ではピザは野菜に分類されてるんだ。」
「はあ?!あれは野菜じゃありません!野菜が入っているだけの食べ物です!!」
「んー。俺に言われてもね?国が野菜だって決めちゃったから。」
「信じられない・・・」
「ただ、ほら。母さんは野菜だって認めてないから入れてないよ?」
「当たり前です!!・・・・で、トマトにハーブ・・・クランベリービーンズ?ケール?ズッキーニ?紫キャベツ・・・ハバネロ?!ハバネロは必要ですか?!オムライスに!」
「俺の知る限りいらないね。」
「えっと・・・お米が10キロ・・・まあ、先生なら最低10キロは必要ですね。うん。」
「あのさ、キョーコ。言い忘れていたけど。」
「はい?」
「これ、俺達に食べさせるための試作品なんだ。しかも、この大きさで作ってくれる予定なんだって。」
「◇●☆■◎Φ▲※!?*Å◎★√†!」
「あとね、ソースって言うかデコレーションって言うか・・・があってね。ストロベリー、キウイ、オレンジとかのナチュラルソースでヘルシーな生クリームを7色用意して、シュガークラフトもドーンと鎮座したオリジナリティーの塊のようなオムライス・・・父さんが決死の覚悟で食べた未知のオムライスの写真があるんだけど・・・」
「み、見せてください・・・」
「あんまりお勧めできないよ?あの父さんが当分オムライスは食べたくないって、社長に訴えたほどの代物だから。」
「・・・見ます。」
「わかった。じゃあ、覚悟はいい?」
「・・・はい。(チラリ)・・・・・・・うっぷ!!」
「うん。そうだよね。審美眼に長けたトップモデルが作ったものには見えないよね。」
「って言うか、食べ物に見えない、です。あなたが作ったマウイオムライスの方が食べる気がします!」
「・・・・・まあ、ちょっと複雑だけど、ありがとうって言っておくよ。」
「これをお父さんは完食されたんですか?!」
「うん。俺たちが食べなくても済むようにするためにね。」
「!!」
「・・・ねえ、キョーコ・・・1つ提案なんだけど。父さんたちを日本に招待しないか?招待してみんなで食事会をしようよ。」
「え?」
「あっちだと変に母さんも土地勘があって、こっそりと食材を買い込むかも知れない。となると、家にあの超個性的なオムライスが用意されそうな気がする・・・父さんが止めてもね。」
「そうかも知れないですね。」
「だから、2人を日本に呼んで、一緒にご飯を作ろうって誘えばいいと思わない?」
「・・・・!」
「俺もできることは手伝うから。家族みんなでご飯を作りたいんですとでも言えば、母さんの暴走も防げると思うし・・・さすがに、今回のことは父さんに感謝してるんだ。さすがに俺もキョーコもこれを食べるのは難しいから・・・母さんの暴走も元はと言えば、俺と父さんが手紙のやり取りをしたのが面白くなかったってことらしいよ?」
「わかりました!あの・・・その時にはだるまやの大将と女将さんも呼んでいいですか?」
「ああ。そうだね!そうしよう。じゃあ、早速俺は母さんに連絡するよ。キョーコがみんなで食事会をしたいって言ってるって。そう言えばきっと喜ぶと思うよ?父さんもすぐに元気になるはずだ。」
「そうだとうれしいです。・・・どうしようかな~みんなで何作りましょう?」
「俺と母さんの為に簡単にできるものも混ぜておいてくれると助かるかな。」
「はい!!じゃあ、私、色々と考えますね!」
「うん。頼むね。みんなで集まればきっと楽しいよ。だって、みんな一緒なんだから・・・愛する家族と一緒に過ごせるのなら、俺たちはずっと幸せ間違いなしだよ。」






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リーちゃん、セーちゃん。
こんなので良かったのかしら?
もうね。
会話しか出てこなかったの~泣
つなぎの文章を入れるとおかしな感じになるから、会話だけで押しきったのだけど…
とりあえず「理由シリーズ」のユーちゃん担当は終わりおんぷ
この続きはリーちゃん作幸福な理由をどうぞ

リーちゃん&セーちゃん!
一足先におつかれ~ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ




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「有限実践組」一葉梨紗様 企画目次
蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズ・目次① 
  6月中に完結した応酬コラボ&読み切り編の目次となります。
蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズ・目次②
  7月時点で連載中の応酬コラボ&読み切り編の目次となります。

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蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズ・目次① 【応酬コラボ連載中】 
蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズ・目次② 【応酬コラボ完結編】
蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズ・目次③ 【読み切り編】