練馬区 光が丘で、「ハワリンバヤル 2016」が4月30日、5月1日に行われていたので行ってきました。
ハワリンバヤルは、在日モンゴル留学生が主催の「モンゴルの春祭り」です。
毎年、ゴールデンウイークに行われているそうですが、私は初めて参加してきました。
大江戸線 光が丘駅を降り、光が丘公園方面に向かって歩いていきます。
とにかく、お子様連れがたくさんいる!!
東京ってこんなに子供たちがいるんだってくらい、すごい数!!
自転車の数も、人の数も半端ないです。
光が丘はほぼ初めてですが、巨大な団地もすごいし、緑が多い場所ですね。
人の流れについていくと、どうやらここがハワリンバヤルの会場みたい。
広すぎてなんだかわからないぞ。
民族衣装を身に着けた方がたくさん歩いています。
おお、間違いないですね。
さっそく見つけたモンゴル料理の出店。
あっちにもこっちにも羊、羊。
モンゴル語?、さっぱりわからないぞ。
モンゴル産のカシミヤだって、何だかものすごくあったかそうです。
やはり、中華料理っぽい食べ物が多いのかな。
奥でなにやら小麦粉みたいなのを練っています。
え、ここで一から作ってるの?
奥では、餃子みたいなのを作っている!
もちろん皮から手作り。
どのお店もおいしそうなのだけど、どこも似たようなメニューだから、どこで買ったらいいのかわからないよ。
羊の串焼き&生ビール
串焼きは、塩コショウ味で唐辛子?のようなスパイスがかかっていてほんの少し辛い。
火を通しやすくするために下ゆでしているのかな?
ヒツジ臭さはほとんどないです。
歯ごたえがあっておいしー!
シェルビン 餃子を平べったく伸ばして焼いたようなもので、中に羊肉と野菜が入っていました。
ホーショール 揚げ餃子というか、ミートパイのような大きい餃子。
皮はサクサクで、イメージはマクドナルドのアップルパイの皮みたいな感じ。
中はもちろんヒツジ。
アツアツの揚げたてでおいしかったなー。
ボーズ 羊肉の餃子または小籠包のようなもので、噛むと中から肉汁があふれ出しました。
小籠包のような丸い形が多かったですが、こちらのお店は太めの餃子のような包み方でした。
全体に餃子っぽいものが多いのですが、味付けはあまり複雑ではなく塩コショウみたいな味が多かったように思います。
そこが素朴でおいしいですね。
次は何を食べようかなーとフラフラと歩いていたら、ステージでファッションショーが始まったので見に行きました。
民族衣装は、なんとなく私のイメージするモンゴルの感じ。
特に舞台上の黄色い帯のお兄さん、こういうイメージだな。
民族衣装はやはり素敵ですね。
行ったのが遅かったのか、すぐに終わってしまって残念。
でも、ステージの後ろで集まっていた素敵なおねえさんたちを発見したので、お願いして撮らせていただきました。
わお、素敵素敵。
ありがとう!
またお店に戻ろうとしたころには、なんだかすごい人!!
なので、もう少し周りを見てくることにしました。
あ、ゲルだ!
遊牧民の方が使っている組み立て式の住居ですよね。
ゲルの組み立て方が書いてありました。
なになに、蛇腹の柵みたいなのを広げて…
これを読んでから改めて見ると、あ、何だか仕組みがわかってきた!
人がたくさん入っているゲル。
馬頭琴などを演奏しながらのお話し「スーホの白い馬」を上演していました。
あー、ちゃんと全部聞きたかったな。
馬頭琴の弾き方講座中(笑)難しそう…。
ゲルの中は、外から見るよりもずっと広く、天井も高いので圧迫感があまりありません。
すごいな、これが組み立て式だなんて。
考えられているなあと感心しました。
さあて、次は何を食べようかな?
…ん?
あのジャンパーにあの金のシルクハット。
そしてモンゴルに日の丸をさしているあの姿…。
もしかして、かの有名な「オリンピックおじさん」??
お食事中だったこともあり直接は確認できませんでしたが、恐らく間違いないと思います。
だって、ここにはオリンピックはないけれど、これがあるからです!
そう、モンゴル相撲です。
オリンピックおじさんは、相撲も観戦されていましたよね。
これはデモンストレーション。
ちなみに、日本では勝手に相撲に似ていることから「モンゴル相撲」と呼んでいますが、モンゴルでは「ブフ」といって格闘技の一種だそうです。
勝った選手は鷹の舞で手を挙げ、くるりと周囲を歩きます。
負けた選手は、勝った選手の脇の下をくるりと回って負けを認めます。
勝った力士が、お菓子のようなものを投げていました。
干したヨーグルトや揚げ菓子のようなものを投げるそうです。
日本の相撲との違いの一つは、やはり衣装でしょうか。
ベストというか上着のようなものを着て、ブーツを履いています。
そして帽子も。
選手は入場するときは帽子をかぶっているのですが、鷹のポーズで入場した後、そばにいる行司のような人に帽子を預けていました。
この、赤やオレンジのTシャツを着た人たちが行司さんの役目の人たち。
何でこんなにたくさんいるんだろうと思ったら、選手一人に一人ずつ付くんですって。
ブフには、土俵がありません。
なので、押し出しみたいな「ラインを出たから負け」というルールが無いんです。
どうしても試合が長くなるみたいで…
そんな時はこの行司役の人が、お尻をパンパン叩いて、「ほらほらがんばれ」みたいに気合を入れていました。
これ、もはや行司というよりはセコンドって感じですね(笑)
この時も組み合ったまま相当長くかかってしまったことがあり、その時はいったん離されて、改めて組み合っていました。
制限時間も決められていないので、勝負がつくまで続くみたいでした。
ルールは日本の相撲とだいぶ違いますが、やはり雰囲気は似ています。
モンゴル人の力士たちが日本で活躍する理由が改めてわかった気がします。
午後に大相撲のモンゴル出身力士たちが応援に来るということでしたが、予定があったので残念ながらその時間まではいられませんでした。
さあ、また何かモンゴル料理を食べようかな。
チャチャルガン??
はちみつレモン??
チャチャルガンは、モンゴルやチベットなどの厳しい自然環境でも育つ植物で、中国名では「サジー」と言うそうです。
ビタミンなどの豊富な栄養素があるため、モンゴルなどでは健康のためにジュースにして飲んでいるとか。
日差しも強く暑いので、このチャチャルガンでのどを潤したいと思います。
色はマンゴージュースみたい。
とってもサラッとしていて、爽やかな感じです。
原液はすごく酸っぱいそうですが、はちみつを入れているのでそれほどでもありません。
ジュースとして飲むには逆にさっぱりしすぎな感じがしなくもないですが、健康飲料として飲むならとても飲みやすくていいと思います。
気になっていたのはこのお店。
他のお店は、餃子のようなものや串焼きが多かったのですが、ここはもっと生々しい感じ(笑)
蒸しパン?
気になるから、最後の買い物はやっぱりここにしよう。
羊肉野菜スープ
野菜といっても、ほとんど玉ねぎだけでしたけど(笑)
骨付きの羊肉と野菜を岩塩で煮込んだスープ。
ほら、こういうのいかにも地元で飲んでそうでしょう?
飲んでみると、まず脂がすごい。
そして今までの中では、かなりヒツジっぽい癖のある匂いがします。
でも、飲んでいるとだんだんその良さがわかってきます。
寒い日なんて、これ飲んだら一杯でポカポカ元気になっちゃうね。
岩塩だけなのに、すごく味わい深い。
そして次は…
蒸し饅頭と羊葱炒め
わ。
すごいな。
すごい、生々しいな。
ネギとヒツジ炒め。
そして巨大な蒸し饅頭(花巻)には、ネギが微妙に練りこまれています。
モンゴルでは、保存のきくネギのような野菜が使われているのでしょうか。
全体的にネギを使った料理が多かったですね。
ほんのり薄甘い花巻(練りこまれたネギの味は特にしない)は、それだけで食べてもふわふわでおいしい。
ヒツジとタマネギを炒めたものは、少しお肉がかためながら、塩味が効いていておいしいです。
ご飯と一緒に食べたいなって思いました。
そして最後の最後は。
ボルックというドーナツのような揚げ菓子。
モンゴルで一番ポピュラーなお菓子なんだって。
ちぎってみると、ベーグルのようにムチムチむにゅむにゅした感じでした。
甘みはものすごく薄い。
でもね、羊の脂で揚げているから、見た目からは想像できないけどすごくヒツジの匂いがします。
たぶん、今まで食べたたくさんのメニューの中で一番ヒツジ臭かったかも…。
ところが、食べ進むうちにこれが全然気にならなくなって。
むにゅむにゅの食感がたまらなかったです。
スープと一緒に食べることもあるそうで、おやつでもあり、食事用のパンでもあるということですね。
ああ、私今、全身からヒツジの香りがしちゃってます、きっと。
メ~ェ。
さて、そろそろ帰らなくては。
舞台では、かわいいおねえさんが民族衣装で踊っていました。
素敵な踊りを見せてくれてありがとう。
さて、日本最大級のモンゴル祭り「ハワリンバヤル」いかがでしたか?
モンゴル相撲、民族衣装、ゲル、スーホの白い馬。
そして何よりもヒツジだらけのモンゴル料理。
どれも印象的で、とても楽しかったです。
今年で16回目というハワリンバヤル。
来年もきっとゴールデンウイークに行われると思いますので、その時はぜひお出かけになってくださいね。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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