緩和ケア・入院 | While there is life there is hope ~肺腺がんと母と家族の歩み~

While there is life there is hope ~肺腺がんと母と家族の歩み~

2008年8月、肺腺がんステージⅣと診断された母と、家族の歩みの記録です。

訪問医療の先生・看護師さん、訪問看護チームの皆さん、ケアマネージャーさん、福祉用具レンタルのお兄さん、家族、親戚、色々な人の助けを借りて、自宅での緩和治療を続けてきました。


最近は、訪問看護の方が居ない時には、先生の指示を仰いで、点滴に薬を注入したりすることも家族が担っていました。


それでもだんだんと脳の方の症状が出てきたりして、痛みの出方も多くなってきて、夜も本人・家族ともに寝られない日々が続いて、自宅で看ることの限界を感じました。小さな娘も張りつめた空気の中で毎日生活していて、おしっこを漏らすようになったり、甘えたいのに甘えられない反動で私が母の世話をしていない時に甘えが激しくなったり、不安定になってきました。


家族でよく話し合って、先週の火曜日に、緩和ケア病棟に転院することにしました。本人の希望を最期までかなえることができなくなることは、とてもくやしかったです。でも限界であったことは後で考えてもそうであったと思います。



先生や看護師さんへの連絡や薬や食事の管理の負担は減り、母が痛みを我慢する時間も減りました。



だんだんと眠っていたり朦朧としている時間が増え、会話を交わせる時間が少なくなってきています。今夜は、私以外の家族がダウンしてしまって、病室に誰も泊まることができなくて、長い時間一人です。よく眠れているといいです。明日は、娘を幼稚園に送ったら、なるべく早く顔を出したいです。