アリムタ11回目 | While there is life there is hope ~肺腺がんと母と家族の歩み~

While there is life there is hope ~肺腺がんと母と家族の歩み~

2008年8月、肺腺がんステージⅣと診断された母と、家族の歩みの記録です。

ガンマナイフ治療を終え、まだ間もないのですが、先週の火曜日5月17日にアリムタ+カルボプラチンの11回目の点滴があったそうです。



昨日、スカイプで話したところ、今回は、副作用がいつもより少し早く来て、程度も強かったと話していました。


食欲がなくなるのはいつもそうなのですが、結構、吐いたようです。今回母の何度も吐くきつそうな姿を見て、「次回の点滴は、病院で栄養剤などももらったりしてやったらどうだ?」と言っていたそうです。これまでも少しは吐いていたようですが、父はあまり目にしていなかったのかもしれません。



12個という脳の転移もショックだったと思うのですが、今回、副作用が強まり、免疫力も落ちていると実感したこともショックだったようです。これまでにない弱気な発言も少し出てくるようになりました。



母は、アリムタ+カルボプラチンの次はアバスチンに期待をしていたようですが、私が「日本では脳に転移のある人はアバスチン投与は注意が必要みたいだよ。」と言ってしまい、さらにショックを与えてしまいました。「あ、そうなの?」と残念そうな声を聞き、「今、言わなくてもよかったかもしれないな、やってしまった」と後悔しました。



私は、痛くて痛くて辛い辛い夜に母に背中をずっとさすってもらって、その手が本当にありがたかった覚えがあり、母が大変なときには同じことをしてあげたいなぁと思っているのですが、遠くにいると、言葉だけ(しかも余計な)しかなくて、歯がゆいです。



もうすぐ弟の結婚式で会えるので、母の治療のことについても、いろいろなことを家族みんなで話して、一番いい協力の仕方を考えられればいいです。