電話の声 | みかねぇのも~~っとありのまま!

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埼玉県内のJ:COM各局で放送中「まちかど情報局」の みかねぇこと松並美佳です!
番組の裏情報・日々のくだらない出来事など、書き綴っております。
読んでためになるような話は一切ございませんが、お暇だったら読んでみて~!

3月1日の日記で触れた柴田くんから「ブログ見たぞ」と電話がかかってきた
「書いたよ…」ということは、飲みに行ったとき伝えてあったのだけど…
冗談混じりに「(ヴェルディの)広報通さないとまずい?」と聞いたら、笑っていたので多分(!)大丈夫なのだろう。

で…またこんなこと書くと、さすがに怒られるかもしれないけれど、柴田くんというと中学時代のとっても高い声が未だに頭の中に残っている。
だから、顔を見て話していると特には感じないのだが、電話で声だけを聞くと「本当に柴田くんなのだろうか…?」と不思議に思う
普通の人より低音が響く声だから尚更だ。

昔、文化放送の斉藤一美アナと一緒に新人研修を受けたのだが、研修中は特に気がつかなかったのに、電話で話したときに「この人いい声だなぁ」と感じて、おおいに褒めまくった。
まあ、アナウンサーになるくらいなのだから、魅力的な声を持っているのは当然かもしれないが、特に響きが心地よく感じられた。
20代前半で付き合っていた人(普通の銀行員)も、男らしい低い声で、「素敵な声だね」と言ったら、次の電話から、より低い声を出してかけてきた。
二人とも会って話した時より、電話だとそう感じるのだ。
柴田くんは久々に出会った「いい声の人」だと思う!(やや褒めすぎか…?)

さて、20歳くらいの時のこと…
夜の9時ごろ電話がかかってきて、出てみると聞きなれない同世代くらいの男の子の声。
「はい!松並です!」
「あ…、俺…」

少し照れくさそうに男の子は言った。聞きなれないけど、どうも知っている人のようだ。
付き合ってくれ…とかいう電話なのか?
「え?誰?」
「俺…」

向こうは、俺の声がわかんないの?と言いたそうな感じ…
これは絶対に誘いの電話だ!
私も、今度はちょっと甘えた声を出してみた。
「え~?わかんなーい!だ~れ~?」
「俺だよ、俺…何でわかんないの?」

今だったら確実に「オレオレ詐欺」を疑うべきだが、当時はそんなものは存在しなかったので、益々かわいこぶったりしてみた。
「間違ったらごめんね。○○くん?…じゃないよね? え?××くん…でもない?」
期待をこめて(?)思いつく名前を挙げてみた。
「俺だよ!…うーん……そばにお母さんがいたら、かわって…」
「えー?なんでー?お母さんにかわるの?」
一体、この男の子、何がしたいのだ!私に正体も明かさないまま、私の母と何を話すのだ!
「うん、かわって」
「やだー!何言ってるの?」

私は、ケラケラとやはりかわいこぶって笑った。友達にはしないような、とっておきの笑い声だ!
「かわってよ」
「え~!何話すの~?」

そんな、替われるわけないじゃん!「娘さんをください」とでも言い出そうというのか???
すると、男の子は少しおこった声で言った。
「もう、いいよ。じゃあ明日帰るって伝えて…」
電話は切れた。

母は、私の会話を聞いて不思議そうに「誰?」と聞いた。
「それが、わかんないんだよ…最後まで名前言わなかったんだもん。お母さんに明日帰るって伝えてって言って切っちゃったよ」
「ちょっと、それ「じゅん」じゃないの?明日帰るって言ってたんでしょ?免許取れて合宿から帰ってくるんじゃないの?」

は!!!そうだ!聞きなれない男の子の声の主は、長く一緒に暮らしている弟なのだった
弟は、自分の家にかけて「じゅんだよ」と名乗るのも恥かしく、また姉に甘えた声を出されて余計名乗りづらくなり、替わってくれといったのに母親にも替わってもらえず、仕方なく電話を切ったのだ!
「全く…浮かれてんじゃない!!」
久しぶりにわが息子の声を聞きたかった母に、ひどく怒られた。
我ながら、調子にのってる自分が恥かしくなった
ああ…こんなアホは私だけ…?

というわけで、電話の声は顔を見て話すときと、全然印象が違うものである…。