昨日は代々木上原のジャムオブワンダーに10名のソーシャライトさん達がお集まりくださいました。
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イベント、イベント~(≧∇≦)
と、参加してくださった皆様のために、私は朝から生菓子をオーダーしていたケーキ屋さんに走り回りバタバタと一日がスタート。
そんなスタートから夜は6月の新しい準備のため夜までパソコン。
昨日アップしたみたいな家庭料理は昨夜はギブアップ(・_・;
夜は代々木上原のお気に入りのレストラン…と、いいたいところですが、
オリジン弁当でしたよ。
みなさまご安心を(笑)




さて、ソーシャライトとは海外セレブ世界では、主に親一族または配偶者の恩恵の中で暮らしながら社交界で生き、さらに社会貢献活動をする人。


良く言えばダイアナ妃やオードリー・ヘプバーンもソーシャライトだったかもしれないし、
いえオードリー・ヘプバーンは自立してたからボランティア活動かな。
自立した生計を立てている人のことは一般人ならビジネスパーソンとかビジネスウーマンと言います。

派手さから言えば本来の意味ではないけれどゴシップガールズ代表のパリス・ヒルトンや、
古くは不倫の果てに王位を退いた夫と「王位を賭けた恋」バッシングの中、遁世で世界を駆け巡りながらもエルメスやスーパーブランドで全身を固めたイギリスのシンプソン夫人もソーシャライツなのかな。
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センスの良いソーシャライトとして私が憧れるのは、パリのBONPOINT創業夫妻。
超高級子供服ブランド、ボンポワンの可愛らしいワンピースは代官山や伊勢丹新宿で子供達が小さかった頃にお世話に…なった…、と言いたいところですが、
そのあまりのお値段に手が出なかった…くらいの高級、だけどとっても可愛いお洋服達。
スリ・クルーズちゃんが着ていましたよね。

で、世界で大成功した後に会社を売却した夫妻は、パリで私が一番気になる場所「MERCI 」というコンセプトショップをオープンしました。


研ぎ澄まされたセンスで時代を見据え、生活を愛し育てるための感性がギュッと詰まったお店のことは、
お土産話と雑誌で見たり、だけですが私がいつか行ってみたい憧れのショップNo.1。



元は、生地問屋のショールームだったという、1500平米(・_・;という大きなアトリエを素敵に改造。
ハイソなバカラの隣にチープなガラス食器、そしてオーガニックレストランと私がいちばん行ってみたい手芸コーナー*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*




ですが…ですが…、このブティックの大きなコンセプトは、利益の一部はマダガスカルの恵まれない子供たちに送られるところ。




アウトドアスポーツウエアのパタゴニア社長も社会貢献活動に熱心ですよね。
しかも実に慎ましく暮らしているとか。




つまり、大成功したのは良いけれど、
きっと経済活動のみに全身を染めて生きることに、
人間はいつか疲れる時が来るのでしょうね…。




ショップチャンネルで昔、スリランカに小学校を建てましょうと「Room to Read」のチャリティのお話を持ちかけた時も、
篠原社長や社員の皆様が「1年365日、24時間モノを売る仕事は、仕事だから頑張りますが、
実は売ることばかりに多少なり抵抗が…というか社会貢献活動がしたい。」
と、快くご協力くださり、加藤タキさんやピチカートファイブの野宮真紀さん、森 泉ちゃんのサポートもあり、
私達は皆様のお買い上げの甲斐あってスリランカに本当に小学校を建てました。
面映いことですが、
その小学校の正門には、私達の名前が書いたプレートが貼られています。





…ファンドレイジングといって資金を調達すべく、レストランでランチやディナーを開くことは美味しい料理を食べながら、
今の子供達のライフスタイルがどうなっているのか、グリーンがいかに必要か、環境問題、9・11や日本の震災についてなどといったことを話すお食事会を開くことで、
出資者にも満足してもらいながらお金を提供してもらう…。


海外や日本でも、もうそんなお食事会はあちこちで行われています。





私が最初に影響を受けたのはエリザベス・テイラー。
20年前にエイズアウェアネスの活動をしていた私は、
エリザベス・テイラーが開催した一人前10万円というファンドレイジングディナーパーティーにお呼ばれしました。


バブル時代でしたから、一人前10万円というと人が余計に集まる…みたいな夜で、
不動産王と結婚していたマリアンとか色々な人が来ていました。
何故か私は一人で参加した覚えがありますが、それは私が厚生省の外郭団体のエイズ予防基金からのお声掛けだったからかな。
忘れました、理由は…。



で、とにかくエリザベス・テイラーさんが挨拶をする*・゜゚・*:.。.という煌びやかなパーティーで、それはそれは派手に着飾った人々の注目のパーティーでした。




ところがですが、エリザベス・テイラーさんが一時間遅刻。
と、いうかステージに出てきません。



で、そんな派手好きな人々は少しだけ辟易としだしたんです。
「な~んだ、チャリティといいながら女王様ご気分ですか…。」みたいに。




そして、デザートも終わり会場がなんとなくシラけたムードにさえなった頃にエリザベス・テイラーさんが舞台の脇から出ていらっしゃいました。





その歩みは、非常に非常に遅く、
よく見ると杖をついていらっしゃるではありませんか。


きっとホテルのお部屋から予想外に時間がかかったのかなと…。
そして彼女が口を開くと、あぁっ、もう思い出しただけで映画音楽がながれます…。
それはそれはエレガントな、本当に品格のあるスピーチでした。




「アメリカでは迫害さえうけてきたエイズという、人が人を愛した故に罹患する病気に対する偏見を、
こうして解くことに10年かかった背景には、マイケル・ジャクソンや自分のような人の前に出て仕事をする芸能人の地道な啓蒙活動、そしてそれを聞いてくださった方々のWord of mouth がありました。」


と、それはそれは本当にゆっくりと噛みしめるように、優しさと慈愛に満ち溢れたスピーチをしたのです。
Word of mouthとは、口コミみたいなことです。





そのとき、派手に着飾り、自分の富の象徴のため、見栄や外聞のためにこのチケットを手に入れた人々が初めてシーンと静まり返り、
私を含めて自らのやっかみに似た感情と向き合うことになりました。




アメリカではホンモノソーシャライツは主にアッパーイーストサイドに住むユダヤ人のことを指すといいますが、
日本でも普通に暮らしながらも小さな社会貢献活動で美学を持って生活している人達が沢山いることを、
私も最近感じるようになってきました。





さてさて、前置きが長くなりましたが昨日は難民支援協会の、日本に300人ほど暮らすクルド難民の、
特にクルドママ達のためのファンドレイジングティーセミナー「オヤカフェ」でした。
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オヤという手芸は、トルコの少数山岳民族クルドに伝わる伝承手芸で、
編み図もない家族ごとに意味や感情を込めて見よう見真似で母から娘に伝わるレース編みです。
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ビーズなどを編みこんだこれなんて、何時間、何日かかるのでしょう。
これで3000円です。

ピンクは嬉しい時に編んだり身につけ、ブルーは結婚生活や怪しい時につけてお姑さんにアピールするとか。


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ブレスレット、可愛いデスよね。




日本のクルド難民達は、
祖国での迫害を逃れ、ビザのいらない日本を疎開先に選んでやってきても、
パパは肉体労働、子供は学校…。
もともとイスラムの習慣で女性は外出が許されないため、
ますます日本語を学ぶこともなく、孤立したりシングルマザーになる場合も




そんな女性が社会との繋がりを感じ、生きる希望を持つための活動としてオヤをきっかけにできないかと難民支援協会がオヤカフェを開いています。
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もっと詳しく知りたい方は、次回のオヤカフェにご参加くださいね。

オヤ・カフェ~難民から学ぶ世界の文化~|講座・イベント - 認定NPO法人 難民支援協会 / Japan Association for Refugees
http://www.refugee.or.jp/event/2013/05/15-0000.shtml





オヤは、こんなに可愛いのに、日本中でたった一軒、原宿のセレクトショップでしか買えませんでした。


それがジャムオブワンダーでも販売が昨日決定。
近いうちにオヤの販売を始めます。
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私は年代の近い方々には多少知られてはいますけれど、
35歳以下の方々には「知らないわからない」存在で、やっと街でも振り向かれる回数が減りラクにというとイヤらしいけれど、なってきたところですから、
最近のゴシップ雑誌に出てくるソーシャライトにはほど遠い存在だけど、
昨日も新しい世界を知り、小さな一歩を踏み出せた私達を私は勝手にソーシャライトと…。

参加してくださった方々、
可愛いオヤを買って帰ってくださった方々に感謝を込めてそう呼びたいと思います(^ ^)
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