我が子が幼児だった頃(今から20年以上前ですが)。
今ほど情報が多くはなく
子育てのお手本は、雑誌などのマニュアル本でした。
今のように、セミナーや講座があれば
きっと参加していたでしょうね。
私の学びの講師は「本」でした。
転勤族で親からの手助けもなく
文字通り手探りでの子育ては
正解を求める育児法だったと思います。
でも、何が正解かはわからず。
その正解を書物に求め…
育っていく過程の子ども達は
昨日言っていたことと違うことを言う母親に
戸惑ったことでしょうね。
転勤族という定めの為、友達が出来るかどうかが
私の正解のひとつでしたね。
勉強が出来るに越したことはないのですが
それ以上に、友達に囲まれる子になってもらいたい。
そんな時に知ったのが
「EQ」という言葉。
EQ=こころの知能指数
IQは変わらないかもしれないけれど
EQは育てていくことが出来ます。
高める事が出来ます。
私の中でEQを高める子育てが始まりました。
ダニエル・ゴールマン「EQ~こころの知能指数」
社会で成功するためにはIQではなく、EQだ
なんて書かれていたから、
子どもの社会性を高めるのに役立つと思ったのでしょう。
付箋がバシバシ貼られています。
お母さん、読み込んでる~って感じを表してますね^^;
実は、もう1冊、興味を引いた本を読んでいました。
こちらはそのまま、「子どものEQの高め方」
タイトルの前に
「アドラー博士の」が付いています。
今でこそ、アドラー心理学は有名ですが
当時の私には「アドラー博士って誰?」
という感じ。
(スポック博士も聞いたことある程度^^;)
知らなかったとはいえ、「嫌われる勇気」などで有名になる前に
アドラー心理学を取りいれた子育てを実践していたんだ私、
と今更ながらに驚きました。
引っ越しても皆の中に入っていける子に育ってほしいと思っていた私。
「こうなって欲しい」
は
「自分がそうなりたい」
の裏返しだとわかったのは
引っ越してからでした。
私が、引っ越し先で皆の輪に入れる人になりたかったのです。
だったら、私がそういう人になるように行動しないとね。
引っ越し先のご近所さんやPTA役員の方に
「お茶でも飲んで行きませんか」
と声をかけ、いつも人の集う家になっていきました。
もちろん、子ども達も躊躇なく遊びに来て
賑やかな家になったのは言うまでもありません。
だから、また引っ越しが決まった時は
この環境を手放すのだと思うと泣けてきました。
そんなことを繰り返しながら今に至っています。
20年かかって今わかるのは、
何が良いかは自分が決めるんだという事。
本に書いてあることが正解なのではなく
自分が必要だと思った事を取り入れ実行し
自分を造っていくのだということです。
この本に書いてあっても
自分と合わない事は取り入れなくても良いのだし
自分用にアレンジしても良いわけです。
私の子育てが成功だったかなんて
きっと誰にもわからない事だけれど
一つ言えるのは
親がしっかり自分を生きていけば
子どもは自分で自分になっていくんだなぁと思うのです。
↓ブログ村ランキングに参加しています。
ポチっとクリックしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村
田川瑞枝のノウハウを凝縮した入門編の小冊子を発行しました
「しあわせな お片づけ。」
定価:300円
出版/著者:田川瑞枝
出版日:2016/10/5
小冊子:12ページ
ご購入希望の方はこちらのお問い合わせフォームからお申し込みください
【完売しました】