昨日今年度予算が発表された虹南アフリカ、エネルギー部門への予算はかなり増額されたそうですが電力不足が解決されるには後2年位いかかりそうだとか…今後は益々計画停電の頻度が高まりそうな雲行きです。

80年代にはあり余る電力を供給していた南ア唯一の電力会社エスコム、当時の政府は安価で鉱山関係会社に電力を供給する事を承認し、それは1994年に現在のANC政権に引き継がれ、増え続ける鉱山会社の電力消費、特にアルミニウムの精錬には膨大な量の電力が使われるそうで、1998年に出されたエネルギーに関する白書では将来のエネルギー不足に対して警鐘が鳴らされ、エスコムからは当時のムベキ大統領に新たな発電所の建設の必要性が訴えられたそうですが適切な対処がされないまま2008年に南アフリカで初めての計画停電が始まりました。

2008年から始まった二つの新しい火力発電所建設計画、リンポポのMedupi火力発電所が稼働、発電が始まるのは今年の5月の予定、そしてムプマランガのKusile火力発電所は2017年には発電開始の予定だそうですが…費用は予算を大幅に上回っていて、更には毎年恒例の発電所の労働組合員の長期ストライキ…古くなった発電所の修理も十分にされていない状態だとかガーンあせる

と言うことで、年度予算発表の翌日の今日、エスコムからステージ・ワンの計画停電がアナウンスされました。ステージ・ワンはアナウンスされた地域が日曜日を除き2日に1回、朝の5時半から夜9時までの間に2時間半程度の停電、ステージ・ツーはアナウンスされた地域が日曜日を除き毎日1回、朝の5時半から夜9時までの間に2時間半程度の停電しょぼん

ステージ・スリーはアナウンスされた地域が毎日3回、朝の5時半から夜9時までの間に最高2時間半程度の停電、そしてステージ・フォーはこれまでだされた事はないそうですが、地域、時期、期間の限定なしの無計画停電とのことです叫び

停電に備えて我が家があるエステイトでは先週末オルタネィテブ・エネジーEXPO(代替エネルギー展示会)なるものが開催され、ソーラー電力発電システムやら、水道水に雨水貯水タンク等々が展示されていました。

今日のニュースでは計画停電サバイバルとしてニコニコチョキ
1.ソーラー・ギザ、ソーラー・ランプの設置に車用の携帯電話チャージャーを用意。
2.冬に備えてガスストーブ、ポータブルガスコンロ、出来ればキッチンを電化ではなくガス化
3.空のペットボトルに水を詰めて凍らせ、停電時には冷蔵庫へ。
4.ロウソクの代わりに電池式のライト、ランプを用意。
5.頭に装着するライト、ランプを用意(暗闇で家から逃げる等の必要が起こった場合に備え)
6.ガソリン・エンジン・ジェネレーター(大きいものでは家のライト、小さいものはテレビやPC等用に)

我が家では今週、主人が小さなジェネレーターを購入、そして空のペットボトルに水を詰めて冷凍庫へニコニコ音譜

エスコムは今日、ステージ・ツーをアナウンスしていますが、我が家のあるMaroelodal Extention8は計画停電地域には含まれて居ないようですニコニコチョキ