2004年7月29日
この年もまた私の誕生日がやって来ました
って当たり前ですが・・・
早いもので、イギリスに留学してから迎える誕生日もなんと3回目となりました。
最初の予定では1年半の留学期間の予定だったのに・・・
いつの間にか月日は流れ~。。。
私はこの年、32歳になってしまいました。
(あ、逆算したら今現在が何歳か分かってしまいますね)
アルバイト先のピケットでは、毎月一度、その月の誕生日のスタッフを祝うバースディ・パーティが行われていました。
営業時間中に、ケーキとシャンペンまたはジュースで乾杯し簡単なパーティを開きます。
その間は一人ずつ交代で接客をします。
なんともリラックスした店なのです
そして私の誕生日、7月29日の2日前にその月のパーティが行われました。
7月の主役は私の他にもう2、3人いたと思います。
ケーキとシャンペンで皆、楽しく盛り上がっていると・・・
ケニア人の同僚、19歳の子が私に聞いてきました。
「ところでMiwaは何歳になるの?」
「今、31歳で、明後日の誕生日で32歳になるよ(不本意ながら。。。)」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ケニア人の子の反応がありません。
ん?
どうしたんだろう?
しばらくしてから彼女はため息をつき・・・
「ハア~、もう冗談はいいから!!真面目に答えてよ。Miwa何歳?私よりも年下なんでしょ?!」
おいおい!19歳の君より年下って事は・・・私は18歳(以下)?!
それはありえませんから
いくら日本人が若く見えるからって、実年齢より1周り以上も若く見られる私って一体。。。
私がもう一度(2度も言いたくないのに)
「本当に31歳だよ。」
と、言ったものの。。。
彼女はまたもや信じてくれません。
彼女は私が本気で冗談を言っているものだと思い、一向に信じようとはしませんでした。
それから私は、なんと1時間かけて彼女を説得する事になったのです。
しまいにはわざわざベイスメントまで下りて行き、バッグの中から学生証を取り出し・・・
そこに書いてある生年月日を彼女に見せ、やっと私が本当の事を言っていると信じてもらえたのでした。
なぜ私は、意外と自分が年寄りだということをこんなに根気強く分かってもらおうとしているのでしょう???
この時、初めて私の年を知ったのは彼女だけではありませんでした。
ナターシャをはじめリズも他のスタッフも私の年を今まで知らなかったそうです。
そう言えば、言ってなかったかもね。(聞かれてなかったから)
ナターシャは当時27歳でしたが・・・
完全に私のことを年下だと思い込んでいたらしく、24歳くらいだと想像していたそうです。
まあ若く見られるのは嬉しい事です。
(精神年齢が追いついてない、とも言います)
そして・・・
ピケットのバースディ・パーティでは社長から誕生日のスタッフに毎回プレゼントがありました。
その内容は社長の評価によって人それぞれ。。。
私は前年の9月から働き始めたので、誕生日をピ゚ケットで迎えるのはこの年が初めてでした。
「これトレバーからよ。」
とナターシャが代理で渡してくれたプレゼント。
箱を開けてみると、そこには見覚えのある品が・・・・
その頃毎日必死に作っていた、その年の「Summerプロモーション」用の・・・
「シェル・ネックレス+おそろいのピアス」
でした。
ネックレスの部分は全てアメジスト、それにシェルの形をしたカルセドニー、アメジスト、水晶が付いています。
って言うか、付けました。。。
実はそのネックレスは・・・
Made by自分だったのです。
(ちなみにピアスの方はナターシャがおそろいで作ってくれたそうです。)
しかも、そのシェルの形をした石たちがすごく可愛いので、
「自分用にも欲しいな。。でも高いしなあ。。。」
と毎日考えていたところでした。
そんなお気に入りのネックレス!!
このネックレス本当にもらっちゃっていいの~
そのネックレスの値段を知っているだけに、私は恐縮してしまいました。
それは1スタッフとして社長からプレゼントしてもらうにはとても高額なものでした。
私はすぐに社長のトレバーのデスクまで行き、
「トレバー、このネックレス(&ピアス)本当にもらってもいいの?」
と再度念を押して聞いてみました。
するとトレバーは私の耳に耳打ちしながら・・・
「他のスタッフには内緒だよ。Miwaはとってもよく頑張ってくれているから感謝の気持ちだよ。」
と囁いてくれたのです。
トレバーのこの言葉に感激し、私は思わず泣きそうになりました
一人ひとりの働き振りをきちんと見ていて、頑張るスタッフのことは働いている期間に関係なく評価してくれるトレバー。
いつも毒舌で傷つくこともあるけれど、私は彼のそういうフェアに評価してくれる一面をとても尊敬していました。
そして、誕生日の直前7月28日から8月6日まで私はホリデーを取り、2度目のイタリア旅行に行く計画を立てていました。
次回は波乱万丈のイタリア旅行記です。
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