原案 そとみち
脚本・演出 小園修一
演出助手 川橋みわ
出演 川枝浩和、吉田瑞希、松本祐子、守島麗子、雪下ぼたん、
川橋みわ
シアターOM 3日17:00開演 自由席(4列目だったかな?)。
あらすじ
三流女探偵キサラギカズミ(川橋みわ)のもとへ舞い込んだ依頼。
それは突然、姿を消した画家コザカイスミオ(吉田瑞希)を探してほしいという
婚約者シイナフユミ(松本祐子)からのものだった。
一見簡単な依頼にみえたが、
いくら調べてもみえてこないコザカイスミオの実像・・・。
唯一の手がかりである
彼の描き続けていた一人の女性の肖像画の意味するものは?
不老不死の秘薬とは?
単純な筈の失踪人調査は不可解な迷路に迷いこむ・・・。
(空想サタデーズHPより)
空想サタデーズ 第1回公演、
「彼女の肖像 -僕はもう一度、君に会うために生き続ける-」。
昼観劇後、タクシーでシアターOMに。
予定では心斎橋からなので歩いてくるつもりが・・・・。
この前の週末、今日と予想外の出費でした。
受付には・・・・劇場の備え付けの時計では16時54分。
なんとか間に合いました。(^_^;)
お気にの、
ある劇団に所属していた川橋みわさんが立ちあげたユニットの公演。
(「ある劇団」は伏せておきます)
その「ある劇団」に松本祐子さんもいましたし、
free&easy公演ではお馴染みの吉田瑞希さんも出るしということでチョイス。
図らずも、ちょいと前に観劇した「うそけの橋」に出演していた
守島麗子さんも観れるなぁ、と。
まぁ、守島麗子さんは「うそけの橋」の時が初見になるので、
その時は、なんとなくでしか観てないんですけどね。(^_^;)
で、・・・・ある程度、開き直って観ちゃいましたね。(^_^;)
他の公演でこうだったら、・・・・おそらく怒っているのかな?
そういう気持ちにならなかったのは、川橋みわさんの人柄なのかも。
(単に女性に甘いだけか?)
ストーリーを少し書くと、
キサラギカズミの元にシイナフユミがやって来て、
コザカイスミオを探して欲しいと言う。
カズミはスミオを探し始めるが実像が見えてこない。
戦時中の軍部のとある施設。
そこにはスミオと一人の女性サラ(松本祐子)がいた。
スミオの父親の研究が軍部の目にとまり、
支援する代わりに軍部の施設内での研究を押しつけられた。
家族全員で施設で過ごすようになり・・・・スミオの両親が亡くなった。
研究の後を継いだスミオ。
スミオとサラは自然と惹かれるようになった。
戦況は悪化の一途をたどり、アメリカ軍の空爆が及んできた。
そんな中、スミオは秘薬・不老不死を完成させる。
そして、空爆がこの施設に・・・・。
絶体絶命の中、スミオは秘薬で一命をとりとめるが、
サラは・・・・息を引き取る。
カズミの行きつけのバーのマスターが古い1枚の写真を見つけた。
そこにはマスターと友人、そして友人の子どもが写っていた。
(カズミの父親だったかな?)
その子どもの名はコザカイスミオと言った。
2つの「コザカイスミオ」という名。
カズミはスミオがいたと言う軍部の施設を見つけた。
そして中に入ると・・・・そこにはスミオがいた。
写真に写るスミオと変わらぬ姿がそこにはあった。
不老不死。
これがもたらすものは果たして幸せか、不幸せか・・・・。
こんな感じ。(^_^;)
川橋みわさんのブログを読んでいて、そこには
『もう開き直るしかなぃ!』なんて書かれていて。
で、そこは観ててやはりだったんですが、
まぁ、良い方向に転がった印象です。
(甘い目線かもしれませんね)
free&easyで観る吉田瑞希さんはいつも、
「笑えない笑い」を取りに来てて、(^_^;)
まぁ、そちらではそういうポジションなんでしょうけど、
今回は全然そういうところがなく、まじめな役。
(まぁ、一か所「笑えない笑い」があった気がしますが)
そして、サラ役の松本祐子さん。
ご本人さんも可愛いですが、
ホント、サラを可愛く落ち着いた女性として演じてましたね。
ラストのほうで違う女性の役で出てきますが、
サラの生まれ変わり的な役で、サラの印象のまま演じてます。
このお二方がしっかりと地に足をつけてます。
で、笑い担当?かどうかは分かりませんが、(^_^;)
守島麗子さんと雪下ボタンさん。
雪下ボタンさんのほうは、少しアドリブが入っている気もしますが、
笑わせて和ませてもらいました。(^O^)
で、まぁ、あくまで個人的感想ですが、
この2つの緩急があって、その中で・・・・多分本意じゃない気もしますが、
川橋みわさんの・・・・ダメっぷりと言うとか何と言うか。(^_^;)
確実に一か所、セリフとちりでシーンが止まる、
(セツコとの会話シーン)
確実に一か所、出番忘れで流れが止まるをやってくれました。
(二度目か三度目のバーのシーン)
(そう受け取れたけど、違うかもですが)
まぁ、実際にはこう感じさせるのが狙いとしてあって、
これがあるからこそ、ラストの吉田瑞希さんのシーンが
映えたのかもしれませんね。
で、まさか、吉田瑞希さんにウルっとさせられるとは・・・・不覚。(>_<)
・・・・なんか良いように書いちゃってる気もしますが、(^_^;)
終演後は、ホクホクな気持ちで会場を後に出来ているので、
観れて良かったです。(^O^)