作 越智優
演出 内藤裕敬(南河内万歳一座)
出演 や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)、上瀧昇一郎(空晴)、
北村守(スクエア)、坂口修一、吉井希(いちびり一家)、
和田亞弓、内藤裕敬(南河内万歳一座)
ウイングフィールド 6日19:30開演 自由席(3列目で観劇)。
あらすじ
私立ヤツシマ女子高校の生徒会室に、
七人の部長が集まってきた。
これから「部活動予算会議」が始まる。
しかし、会議は脱線また脱線。
文芸部の予算が少なすぎると、
予算案は否決の方向に向かったが。
(高校演劇selection2002上より)
作品経緯
2000年、作者・越智優氏が、
コーチを務める愛媛県立川之江高校演劇部のために書き下ろし。
高校演劇全国大会にて最優秀賞受賞。
(前年度も受賞しており、史上初の快挙となる)
2001年、秋田雨雀・土方与志記念青年劇場戯曲賞受賞。
現在まで高校演劇部、アマチュア劇団での上演は300件を越え、
プロの劇団による上演は、今回初めてとなる。
南河内万歳一座・内藤裕敬プロデュース、「七人の部長」。
いつもの前置きは割愛。
(別記事で書いてあるので)
異様な美しさを放つ紅五点。(^_^;)
アニメ部部長・岬潤子こと上瀧昇一郎さんと
剣道部部長・椎名美奈子こと坂口修一さんがオモロイ。(^O^)
アニメネタは脚本のままなのか、
それとも脚色して、ああなったのか。
ルパンの声優・クリカンのところは笑った。(^O^)
最初はアニオタを嫌っていた美奈子も実はアニオタ。
意気投合する二人の姿には爆笑!
それまでの二人の闘い(?)も楽しい。
文芸部部長・佐藤晴海こと北村守さんにもツボる。(^O^)
全員が席に着くときに、晴海だけが客席に背を向けること。
その時の戸惑いっぷりが可笑しい。
「私だけが背中を向けるの?」ってな具合に。
他には、色んなシーンに絡んでくるのだが、
「ちょこっと」絡みがうけるぅ~。
このお三方に比べると、
陸上部部長・窪マサミこと内藤裕敬さん、
ソフトボール部部長・大野朋子ことや乃えいじさんが
控えめな印象を受ける。
正真正銘の「紅」、
演劇部部長・福岡ゆみこと吉井希さん、
生徒会長兼手芸部部長・蓮美詠子こと和田亞弓さん。
にせ「紅」五点に埋もれてしまうのではないかという不安があったが、
なんてことはない、充分に魅せてくれた。(^O^)
予算会議とは言いながら、結局は学校側が決めたことを
追認するしかない生徒会や各部長たち。
子どもから大人へと脱皮する時期に味わう、社会(学校)のルール。
やり切れなさと言うか、割り切れなさと言うか・・・・。
(終演直後にはもっと良い言葉が浮かんだんですが、忘れた)
(掌にでもメモれば良かった・・・・)
まぁ、これも青春の1ページですかね。
来週12日までやってます。
お時間ある方、お近くの方は是非に。
おっさん5人が潰れるのが先か会議机が潰れるのが先か。(^_^;)